こんばんわ!ジョナサン(Twitter:@Johnathan_cbf)です!
今回の記事では、精神疾患における投薬治療以外の治療法について書いていこうと思います。
中々投薬治療だけでは症状が良くならない方も多いと思います。
一応私の病歴書いておきますね。
2014年1月~9月まで当時の診断ではうつ病で休職していました。
復職したのですが、2015年11月~2018年5月まで二回目の休職の末、退職。
二回目の休職は反復性うつ病性障害で最初は診断が出ていました。
その後、躁うつ病や適応障害に診断が変わったりしたのですが、病院を変えて、双極性障害に診断が変わってからはずっと双極性障害の治療を受けています。
私も中々投薬治療で回復しませんでした。
後で詳しく書きますが、私の場合はニューロフィードバックという治療をし始めてから、症状が少し軽くなりました。
投薬治療以外の治療方法は主に下記です。
認知行動療法とニューロフィードバックは実際に被験したり、本を読んだりしたことがあるので、自分の言葉である程度説明できます。
他の治療については、ネットで見たり医師から聞いた程度で、あんまり適当なことは書きたくないので、他のサイトからのコピペみたいのが多くなってしまうかもですが、悪しからず。
全ての治療に共通するのですが、あくまで投薬治療を受けているのが前提です。
この記事はこんな方におススメです。
- 投薬治療で行き詰まっている方
- ある程度金銭的にゆとりがある方
- 投薬治療だと根本的な治療にならないと感じてる方
- 死にたい気持ちが強く、長く続いている方
光療法
光療法とは?
光療法は高照度光療法とも呼ばれ、太陽光やそれと同等の光をあたえることにより体内時計を調節して生体リズムを整える治療法です。
光療法では、朝、太陽光または高照度光療法器具を使用して2500 ルクス以上の光を目から取り入れることにより、体内時計をリセットしメリハリのある生体リズムをつくります。
朝、2500 ルクス以上の光を浴びることにより、自律神経に影響を与え、交感神経の働きを活発にし血圧や体温を上昇させて身体を覚醒させます。つまり、体内時計をリセットして一日をスタートさせ、アクセルを踏む役目を担います。
ただ、2500ルクス程度の明るさでは2時間も浴びる必要があり現実的ではないため、実際に光療法を行う際には、5000ルクスから10,000ルクスの光を使用する場合がほとんどです。
光療法の適応疾患
医学的には、光療法は、概日リズム睡眠障害や冬季うつ病(季節性感情障害)などに特に効果があるとされています。また、生活リズムを正常に戻す目的で、光療法をうつ病に適用する場合もあるようです。
引用元:
portal.lighttherapy.jp
TMS
TMSとは
うつ磁気刺激治療のことです。
磁気刺激治療とは、うつに対する新しい治療方法です。
医療先進国のアメリカ発の治療方法で、日本の厚生労働省にあたるアメリカ食品医薬品局(FDA)から、2008年に認可を得ています。
2017年に日本でも一部機器が厚生労働省から認可を受けました。
磁気を用いて脳の特定の部位に働きかけ、脳血流を増加させることによって低下した機能を元に戻していきます。
薬物治療や電気けいれん療法 (ECT)に比べ、副作用が少なく安全性が高いのが特長です。
2012年にNHKで特集番組で放送されたのをきっかけに、日本国内でも一気に注目が高まりました。
「磁気刺激治療」「TMS」「TMS治療」「経頭蓋磁気刺激法(けいとうがいじきしげきほう)」「rTMS(repetitive T14Tanscranial M7Mgnetic S16Simulation)」などさまざまな呼び方があります。
TMSの適応疾患
TMSの治療期間
1ヶ月半~半年
TMSの費用
約60万円(30回)
引用元:
utu-yobo.com
www.shinjuku-stress.com
今の主治医が言っていたのですが、TMSは上記の通りまず高いです。
それと、最初は確かに症状が良くなるらしいのですが、結局また元通りになってしまう人が多いとのこと。
EMDR(眼球運動による脱感作と再処理療法)
EMDR(眼球運動による脱感作と再処理療法)とは
EMDRとは、カウンセリングや心理療法の歴史の中で比較的、最近開発された心理学的技法で、特にPTSD(心的外傷後ストレス障害)や解離性障害、トラウマ関連障害に特化した技法です。
具体的にどうやるかというと、主治医に見せてもらったのですが、主治医と対面で座って、主治医が両手を使ってパチンパチンと交互に指を鳴らします。
それを一回一回眼球運動で左右に眼で追ってくだけです(トラウマとなっている過去を思い出しながら、眼で追っていく)。1時間程度やらなければならないため、普通のクリニックで精神科医がやるには時間の都合的に厳しいから、実施してはいないと話していました。
EMDRが得意とする対象は、PTSD(心的外傷後ストレス障害)です。PTSDの診断がついていなくても、トラウマ(心の傷)によって様々な問題が起こっていれば、EMDRの対象になります。トラウマといってもさまざまですが、犯罪被害、いじめ、虐待、被災、事故などが主なものとして挙げられます。
それ以外にも、トラウマによって主に引き起こされる解離性障害などもEMDRの主な対象です。そして、研究が進み、それ以外にも気分障害(うつ病)、不安障害、パーソナリティ障害、心身症の治療にも最近ではEMDRが応用されています。
料金は一回に付き1万円~2万円程かかります。
これが複数回(効果が出るまで)となるので、結構な費用になると思います。
引用元:
utsu-kyushoku.net
https://s-office-k.com/technique/emdr
レイプ被害にあった女性の方とかにも効果があるらしいです。
投薬治療以外の治療方法で一番有名なのって多分これじゃないですかね。
私も初めて休職した時、一応勉強しておいた方が良いかなと思って、当時の先生に聞いて勧めてもらった本買って勉強しました。
本にも書いてあったのですが、
認知行動療法は投薬治療を補う治療に過ぎません。
認知行動療法単体でうつ病の治療とかするのには無理があるんだと思います。
どういった治療なのか、簡単に説明するとネガティブ思考をポジティブ思考に変えようという治療法です。
うつ病の人は、認知(物事の受け取り方)にクセがある人が多くそれを矯正していきます。
例えば、朝起きて外見て雨が降ってたとするじゃないですか?
「うわ~、雨だまじだりい」って思う人もいると思うんですけど、
その瞬間に浮かんだネガティブな思考を「ん?でも本当に雨降ってるけどそれってだるいのか?」と見直していきます。
別に外出しない限り雨降ってようがなかろうが関係ないですよね。
外出する場合でも事前に傘持っていけるわけだし、そこまでの実害ってないですよね。
と、こんな風に見直していくと、「雨降ってるけど別に問題ないか」って考えることも可能ですよね?
これを日常の中で、起きたあらゆるネガティブな思考に当てはめて、多面的に見直していくわけですよ。
私は本を読んで、概念は理解出来て、実行に移そうと思ったのですが、一人でやろうとしても中々難しいです。
定着させようとすると、やっぱり臨床心理士とカウンセリングって形を取ります。
今通ってるクリニックでの話なんですけど、50分のカウンセリングを約12回やります。宿題もあります。
ちなみに私が読んだ本は、大野裕というメンタル界では有名な方が書いた「はじめての認知療法」という本です。
カウンセリングいきなり受けるのはって方でとりあえず概念だけでも知っておきたい方は是非ご閲読ください。
うつ病、不安障害(パニック障害・社交不安障害・心的外傷後ストレス障害強迫性障害など)、不眠症、摂食障害、統合失調症などがあります。
あくまで私が通ってるクリニックを例にすると、
計12回やるとして、毎週通うと3ヶ月ですかね。
あくまで私が通ってるクリニックを例にするとなんですけど、
一回6、000円で計12回やるんで、72,000円ですね。
確かに高いです。
ただ、先生が言うには東京都とかでベテランの臨床心理士とかと一緒にやると一回1万円とか普通に行くらしいです。
一回6,000円はまだ比較的財布に優しい方らしいです。
まだ駆け出しの臨床心理士とかと一緒にやると、一回3,000円とかでやれるらしいです。ただ駆け出しの臨床心理士なんで効果の程はどうなんでしょうね。。。。
他
72,000円って高いじゃないですか?
それで効果だって必ずしもでるわけじゃないでしょ?
そんな治療を先生は患者さんに勧めてるんですか?って一回聞いたら、
「認知行動療法は大体患者の方からやりたいって言ってくるケースがほとんど」
って言ってました。
確かな効果がもしかしたらあるのかもしれません。
知り合いでうつ病寛解させた人も、認知行動療法をカウンセリングに取り入れて、
結構効いたって聞きました。
昔通ってたメンタルクリニックの先生からも、「臨床心理士紹介しようか?」って言われたことあったんですけど、「ただ、先生合わないと症状悪化するからね(笑)」って言ってました(笑)
臨床心理士の先生が合わないなと感じたらすぐ変えましょう!
後、希死念慮やゆううつ感が激しい状態にある人はどうやっても認知が変えられない状態にあるので、ある程度症状が軽くなった人向けとのことです。
マインドフルネス
マインドフルネスとは
マインドフルネスとは、「『今、この瞬間』を大切にする生き方」を指します。マインドフルネスの実践により、ストレス軽減や集中力の強化などの効果が得られるとされることから、21世紀に入り世界中で大きな注目を集めています。
マインドフルネスが世界中に普及するきっかけとなったのは、マサチューセッツ大学医学校名誉教授のジョン・カバットジン(Jon Kabat-Zinn)博士が、「マインドフルネス瞑想」を医療分野に最初に取り入れ、慢性の痛みとの共存を目的としたプログラム「マインドフルネスストレス低減法」を開発したことです。
医療分野以外では、アップルやグーグル、フォードなどの大企業が社員研修の一環としてマインドフルネス瞑想を導入したことでも知名度が高まりました。
マインドフルネスが世界中で受け入れられた理由は、マインドフルネス瞑想の体や脳への効果や臨床治療としての有効性が、多くの研究により示されるようになってきたことにあります。加えて、マインドフルネス瞑想は仏教の瞑想法を取り入れて生まれたものですが、宗教色を一切廃しているため、誰でも抵抗なく実践できることです。
マインドフルネスのやり方
静座瞑想法
頭と首と背筋が一直線になるよう、椅子や床に垂直に座り、注意を呼吸に集中します。1日1回、10分から始め、30分以上集中できるようになるまで少しずつ時間をのばしていきます。
ある程度の時間、呼吸に集中できるようになったら、次は注意を体全体や浮かんでくる思考に向けます。最後の段階では意識を完全に解放し、注意を何にも向けずにただ座っている状態になります。
ボディー・スキャン
横たわって目を閉じ、注意を呼吸に向けながら、体のさまざまな部分にも順番に向けていきます。左足の先から足の付け根、右足の先から足の付け根、骨盤から胴体を上方向へ移動して肩へ、次に両手の指先から肩へ、首から顔、後頭部へと注意を向ける部位を移動させていき、最後に頭の頂上に向けます。注意を向けている部位が感じている感覚や、生じてくる思いを感じとります。
歩行瞑想法
私たちは、日常生活の大半を無意識のうちに過ごしています。歩行瞑想法は、日常生活の中でも注意を集中するための訓練法です。
周りの景色を見ずに視線を前方に固定して、普段より少し遅い速度で歩きながら、呼吸や足の感覚、体全体の動きや、自分の内部に生じてくる感覚に注意を集中します。
引用元:
snabi.jp
マインドフルネスの適応疾患
うつ病、社交不安障害、パニック障害、心的外傷後ストレス障害(PTSD)
マインドフルネスの治療期間
一日30分~40分を毎日やって最低でも8週間程度継続。
効果の判断は、継続して習慣化した後に測れるものだそうです。
マインドフルネスの費用
あくまで通信教育なのですが、
調べてみたら一括費用が4万6千円でした。
他
簡単に言ってしまえば、禅の思想を取り入れた瞑想ですよね。
ピーナッツ療法といって何時間も同じピーナッツ眺めたりとかもするらしいです。
今の主治医が言っていたのですが、本当に死にたい気持ちが強い時期とかにやるべき治療ではないそうです。(認知行動療法同様)。
ある程度症状が回復してからやる治療法なんだと思います。
電気ショック(電気けいれん)療法
電気ショック(電気けいれん)療法とは
電流を流して、人工的にけいれんを起こす治療です。
電気けいれん療法は、1940年ごろからはじまった治療です。当時は、人工的にショックを起こすことで精神症状がよくなることがわかっていましたが、危険性も高いものでした。その中で、脳に電流を流して、てんかん発作(けいれん)を人工的に引き起こすことで、統合失調症がよくなることが発見されました。これまでのショック療法よりも安全性が高く、統合失調症をはじめとした精神科の薬が開発されるまでは、もっとも一般的な治療となっていました。
その後、薬物療法の発達とともに少しずつ主役の座から降りていきました。そんな中で、一部の病院で行っていた懲罰的な電気けいれん療法などが社会的に問題となり、悪いイメージがつくようになってしまいました。
ですが、電気けいれん療法の効果は、薬物療法をはるかにしのぐものがあります。少しずつその効果が再評価されるようになり、方法も改良されてきていきました。このため、現在でも薬物療法が上手くいかない場合の最後の手段として、電気けいれん療法は行われています。
けいれんを起こすので怖いかも知れませんが、通電中の痛みなどはあまり感じません。意識が戻った後に、頭痛や寝違えたような身体の痛みなどが残ることがあります。
電気ショック(電気けいれん)療法の適応疾患
薬物療法をしのぐ効果があり、切り札として使われます。
- 電気けいれん療法は、うつ病や躁うつ病、統合失調症などの精神疾患に対して使われています。電気けいれん療法の効果は、薬の効果をしのぐものがあります。薬でうまく治療ができなかった方の切り札となります。
- 自殺企図の可能性が高い
- 混迷状態が強く服薬が難しい
- 躁状態が強くて危険性が高い
- 薬物療法で効果がない
- 薬を使った治療ができない
このような時に行われます。早くから電気けいれん療法を行っていくべき症例があるかどうかは、まだ議論がなされています。
アメリカの
ガイドラインでは、幻覚や妄想などを伴うような深刻な
抑うつ状態では、早くから電気けいれん療法を行うべきとしています。
日本では、原則は薬での治療を優先させるようになっていて、電気けいれん療法は上記のようにやむを得ない場合となっています。
電気ショック(電気けいれん)療法の治療期間
けいれんを起こりにくくする薬を中止してから、複数回の通電をしていきます。
有効なけいれんを起こすために、事前に薬物の調整をする必要があります。抗てんかん薬は中止、抗不安薬もできる限り減量します。また、リチウムや抗うつ剤は副作用を高める可能性があり中止が推奨されていますが、抗うつ剤はやめられないケースも多いです。抗うつ剤を使用していても副作用のリスクはかわらないとする報告もあります。
通電は週に2~3回、合計8~12回程度行います。最低5回は行った方が良いといわれています。繰り返し通電をすると、けいれんが起こりにくくなって強い電流を加える必要がでてくることもあります。
電気けいれん療法は効果が大きいです。薬では治療が難しかった方も、電気けいれん療法でよくなることがあります。ですが、効果が長続きしないことが多いのが難点です。電気けいれん療法を行った後に、うまく薬での治療ができればよいのですが、難しい場合は定期的な電気けいれん療法で維持していくこともあります。
引用元:
mentalsupli.com
電気ショック(電気けいれん)療法の費用
検索してもあまりヒットしなかったのですが、
保険適応で一回につき一万円前後とのこと。
他
相当重症じゃない限り受けられない治療みたいです。
私も激しい希死念慮に苦しんでた頃、先生に電気ショック療法を受けられないか聞いたところ、「病院に紹介は出来るけど、多分その症状だと受けさせてもらえないと思うよ。自殺未遂何回も繰り返してるレベルの人じゃないと受け入れてくれないからね」と跳ねのけられました。
上記にも書いてある通り、先生も言っていたのですが、電気ショック療法を受けた直後は確かに症状が良くなるんだけど、時間が経過するにつれて元の症状に戻っていく人が多いとのこと。
ニューロフィードバック
ニューロフィードバックとは
これ今私が受けている治療です。
アメリカだと保険が効く治療です。
脳波を測定したり、脳波を送る治療法です。
いわゆる脳トレです。
うつ病や双極性障害や発達障害や自閉症スペクトラムや強迫性障害の人達は、脳波が乱れてる人が多いらしいです。
本当は写真とか付けて説明したいんですけど、
主治医の先生から写真撮るのを拒否されたのと、
余り宣伝しないで欲しいということで簡単に紹介しておきますね。
被験者は電極を頭と耳に刺します。(私の場合頭の左右2か所と右耳)
それで脳波を計るわけですが、
脳波に連動してパックマンのゲームが始まります。
脳波が正常な時はパックマンのゲームがスムーズに進んで、
脳波が乱れてる時はパックマンのゲームが中々進みません。
ゲームの様子を見ることで、正常な脳波を脳が記憶するらしいです。
また、別のパソコンから脳波の周波数をいじって正常な脳波を私の脳に送ります。
大体時間は機器の設置含めて、30分位です。
初めの頃は確かに、ニューロフィードバックをやった後、すっきりした気分になりました。
ニューロフィードバックの適応疾患
ニューロフィードバックの治療期間
大体30回ワンクールです。毎週やります。
しかし、アメリカとか本式でやってる国では、最低100回と言われているそうです。
私が確かな効果を感じ始めたのは20回超えたあたりからです。
ただ逆に言うとそこからの変化は2020年1月現在65回程度やっているのですが、
あまり感じていません。
ニューロフィードバックの費用
民間の機関とかだと、一回一万円とかです。
クリニックレベルでやってるところは、
ほとんどないとのこと。
今私クリニックで受けていて、まあ一万円よりは少し安めにやってもらっているのですが、まだまだ手探りでやってる感じで、ノウハウとかは民間の機関とかの方が、
確実にあると思います。
他
私はやってよかったなと思います。
激しい希死念慮や激しいゆううつ感、双極性障害のラピッドサイクラーや混合状態も緩和されたと思います。(あくまで軽くなっただけで、完全にはよくなっていません)。
後、疲労感とかにはほとんど効いていません、。
ニューロフィードバックやりだす前と後で、ほとんど体力面に変化はありませんね。
アメリカとかだとエビデンスがあって、免許とか持ってる人がやるらしいのですが、
日本だと違います。
免許ない人が手探りでやってる感じです。
ですので、私には効いたけど、必ずこの記事を読んでる方に効く保証もないです。
後、投薬治療が前提です。
ニューロフィードバック受けてる間に抗うつ薬切ったら症状めっちゃ悪化しました。
ニューロフィードバックを辞めた後、どうなるかはちょっとわかりません。
私も継続して受けているところですので。
精神疾患の治療に運動が用いられた時代は古く、古代ギリシャ時代に体操が用いられていたとの記録があるそうです。
しかし、近代の精神医学では運動が治療法として積極的に取りあげられることはありませんでした。
ところが最近では、運動がさまざまな精神疾患に治療効果のあることがわかってきました。
このことを踏まえ、イギリスでは国立医療技術評価機構より精神疾患についての診療ガイドラインが複数発表されています。
その中で、うつ病、認知症、不安障害・パニック障害等では、運動に、薬物療法と並ぶか、または先立つ初期の治療としての役割が与えられています。
また、注意欠陥・多動性障害(ADHD)、双極性障害、統合失調症では、療養の補助として運動が位置づけられています。
昨今の研究結果などを見てみると、運動が精神疾患の治療に役立つことはおおむね間違いなさそうです。なかでもうつ病に対しては、運動は薬物と同等の効果を持つとの報告もあり、その有効性には大きな期待が寄せられています。
昨年、日本うつ病学会が大うつ病性障害の治療ガイドラインを発表しました。そこに軽症うつ病患者に対する運動療法が記載されたことは画期的なトピックです。
では、どのような運動が望ましいのでしょうか。誤解を恐れずにいえば、「どんな運動でもOK」というのが結論です。有酸素運動、筋力トレーニング、あるいは気功や太極拳でも効果が得られる可能性があります。
専門家の指導を受けながら運動することが理想ですが、ストレッチなどの軽い運動なら、患者本人が日常生活の中で自主的に実施することも可能でしょう。ポイントは運動後に気分の改善が得られるかどうかではないでしょうか。
引用元:
www.comhbo.net
運動の頻度・強度
私今まで3軒のメンタルクリニックにかかったことがあるのですが、
どこでも口をそろえて「毎日30分~1時間程度の散歩をして下さい」と言われました。
また強度の強い運動(競技等)をやる場合、自分のペースでやれる運動の方が好ましいとのこと。(例えばバスケとかテニスとかの対人競技より、ランニングとか水泳とかの方が良いのでしょう)。
他
これも他の治療方法と同じで、投薬治療が前提になると思います。
知り合いで、27歳にして3回目のうつ病を発症させた方がいて、
最初は、投薬治療には頼らずに、食事内容の見直しと運動で寛解させようとしていました。でも結局食事と運動では寛解せず、投薬治療を始めていました。
投薬治療を始めてから劇的に回復したと言っていました。
私も双極性障害の治療期間中に、体動かせて市営のジムとかに通えていた時期がありました。
しかし、毎日の様に運動しても、深い希死念慮や深いゆううつ感は全く軽くなりませんでした。
恐らく運動療法が有効なのは軽度の方なのでしょう。
思うこと
投薬治療が大前提
実際に自分で治療してたり、こうやって調べて書いたりしてても思うのですが、
投薬治療をやりきってることが大前提なんだなとは思います。
薬変えたり量増やしたり、やりきってそれでも改善が見込めない場合に手を出す治療なんでしょう。
投薬治療以外の治療を受けたからと言って寛解するとは限らない
私もニューロフィードバックを65回程度受けています。
確かに本当にしんどい症状からは解放された感はあるのですが、
やっぱりうつの症状や体や脳の易疲労感からはまだまだ抜け出せてません。
TMSや電気ショック療法も一時的には良くなるけど、ずっとは効果は続かないケースが多いみたいです。
恐らく精神疾患の原因が解明できていないから、投薬治療を受けてもそれ以外の治療を受けても寛解しない人が多いのでしょう。
本当に投薬治療以外の治療を受けなければいけない人達
いわゆる「やばくなってる人達」ですよね。
でも上記に散々書いているのですが、投薬治療以外の治療方法は高いです。
多くの「やばくなってる人達」は多分、そんなに金銭的に余裕なかったり、生活保護受給していると思います。
投薬治療以外の治療方法を早く保険適用(電気ショック療法は保険効いて一回1万円!それでも高いです!)出来るように厚生労働省に動いて欲しいなと説に願います。
この記事が誰かの参考になりますように。。。
それでは!