こんばんわ!ジョナサン(Twitter:@Johnathan_cbf)です。
今回の記事では、私がうつ病や躁うつ病(双極性障害)の療養中にやらなければよかったことについて、書こうと思います。
他の記事では何回も書いているんですか、一応私の精神病人としてのキャリアを書きますね。
私は、2012年4月に化学メーカーに入社して、2014年1月~9月まで当時の診断ではうつ病で一回目の休職をしました。
同じ会社で復帰をしたのですが、2015年11月で二回目の休職に入り、2018年5月まで休職(最初は反復性うつ病性障害の診断)の末、退職しました。
2017年3月頃、躁うつ病(双極性障害)に診断が変わり、そこからはずっと診断が変わっていません。
退職後も療養を続けており、2020年1月現在に至ります。
2020年1月現在も無職です。
一回目と二回目の休職期間のトータルで、4年11ヶ月休んでいます。
ずっと躁うつ病(双極性障害)だったって説も濃厚なのですが、
一応うつ病で診断が出ていたので、
うつ病も躁うつ病(双極性障害)も経験しております。
長い療養中で「やらなけれなよかったな」と思っていることを書きます。
この記事はこんな方におススメです。
・これから休職/療養に入る方
・現在休職中/療養中の方
・精神科医の方
・健常者でメンタル病んだ人の世界が知りたい方
休職中の海外旅行
一回目の休職の時ですね。フィリピンのボラカイ島というところに10日程行ってきました。
なんで行ったかっていうと、三つ理由があります。
第一に、当時の主治医が「死にたいって気持ちがないんなら、リゾート地とか行ってボケっとしてる分には良いんじゃん」と言ってくれたこと。休職に入って職場環境から離れたら、割とすぐに当時は死にたい気持ちが無くなっていました。
第二に、人事からも「会社への後ろめたさとか感じなくて良いから、旅行とかリフレッシュできることはどんどんやって良いよ」って積極的に言ってくれたこと。
第三に、学生時代にボラカイ島に行ったことがあって、あまりのビーチの美しさに物凄く癒された経験があったこと。もう一回あそこに行けば、症状とかも少し良くなるんじゃないかという甘い気持ちがありました。
以上の三つの理由で、休職に入った2ヶ月目でボラカイ島に行きました。
当時の私は航空券の手配や宿泊先の手配を具合が悪い中全て一人でやりました。
なんかわからないことがあっても、電話での対応とか海外のウェブページだからできないし、いちいち調べなきゃいけなくてめちゃくちゃ疲れました。
あと、余計な心配を沢山しました。
「成田空港で会社の人に遭遇したらどうしよう」とかこういうやつです。
それでいざ当日になって行きました。
まだ当時の体調あんまりよくなくて、でも体だけは動けるみたいな感じだったんですよ。
2月は、日本だと真冬に当たる時期に、真夏のマニラの空港付いた瞬間、気候の変化で自律神経が乱れまくったせいか、喉に物が詰まった感じが凄い強くなりました。
更に具合悪くなった感じです。
マニラからボラカイ島まで行くのに、一夜どこかで明かさなければなりませんでした。
しかし私は愚かなことに、宿泊先を予約せず(というより時間の都合で抑えられる宿泊先も無かった)、マニラの空港で一夜を明かしました。
フロアの上で眠っていたのですが、ほとんど眠れませんでした。
疲れ切った状態で、なんとかボラカイ島につきました。
もうこの時点でちょっと後悔してました。
さて、それからの過ごし方なのですが、ビーチ眺めながらゴロゴロしたり、
たまにモーターボート使って遊んだり、シュノーケリングしてました。
周りにいる外国人達は、ハネムーンで来てたり、バカンスで来てたりハッピーなオーラ出てました。
正直あんま楽しめなかったです。
体調的に楽しめなかったっていうのもあるのですが、
どうしても会社への後ろめたさもぬぐい切れなかったです。
夜クラブに行ったりもしました。
しかし、当時はお酒を控えていたため、しらふで音楽聞いてるだけで、
それもなんかつまんなかったです。
立ちんぼの若い女の子から声かけられても、断ってました。
「会社から休ませてもらってる身なのに、女の子なんか買っちゃダメだ!」ってストッパーがかかるんですよね。
あの時女の子買わなかったの本当に後悔してますよ。結構可愛かったのに。
リゾート地って精神病んでる時に一人で行くところじゃないなってつくづく思いました。
ひたすら孤独でした。
具合悪かったんで、その辺歩いてていきなりパニック発作とかに襲われたりするし。
楽しいというか良いことももちろんあったんですけどね。
現地に長期で住んでる日本人との出会いとか。
結局この旅行で20万円とか飛びました。
この経験を通して私からのアドバイスは、
うつ病や躁うつ病(双極性障害)の療養中の海外旅行は勧めません。
もし旅行に行くんなら沖縄の離島とかの方が、安心感とかもあると思います。
それでも海外旅行に行くのであれば、「これやりたいな」って思ったことには忠実に従って楽しんでほしいと思います。
旅行に行くんなら、旅行会社に任せましょう。
医師の指示を無視して薬を飲まなかったこと
これひょっとしたら一番やらなければよかったことかもしれません。
過去記事では散々書いています。
私は二回目の休職の途中まで、
医師から処方された薬を飲んだふりして飲んでいませんでした。
精神科で出される薬を飲むのに抵抗があったことと、
父親から猛反対されたことが理由です。
ただ、もし最初の診察で処方された薬からちゃんと飲んでいたら、
今もしかしたらちゃんと働けていたのかもしれません。
一回目の休職は処方薬を飲まずに寛解しました。
ただ、今思うと寛解というよりも軽躁状態になっただけという感じでした。
処方薬をきちんと飲んでいれば、うつ病じゃなくてもしかしたら 躁うつ病(双極性障害)という診断が下っていたかもしれません。
そしたら躁状態を抑える薬とかも処方されて、大きく躁転することもなかったかもしれません。
大きく躁転していなければ、今こんなこじれた感じで躁うつ病(双極性障害)の治療をしていなかったかもしれません。
メンタルの病気って治る病気じゃないんだなって周りを見てて思うことがあります。
うつ病を乗り越えて、仕事にも復帰して、結婚して、子ども設けて、って出来てる友達は大体処方薬飲んでます。
うつ病と付き合ってますね。
躁うつ病(双極性障害)の人は私以外周りにあまりいないので、エビデンスはとれないですが、多分同じだと思います。
これらの経験を通しての私からのアドバイスは、
医師の指示通り処方薬をきっちり飲むことです。
もし処方薬飲むのが嫌だったり、「これちょっと多すぎないか?」って思われたら、
じっくり話し合ってください。
納得いかないなら病院変えてください。
どうしても処方薬飲むのが嫌な人でも、なんだかんだいって最終的に飲むことになる人が多いとだけは言っておきます。
大人のお店に行ったこと
やっぱりずっと日中一人でじっとしているわけじゃないですか、療養中って。
それでたまーに会うのも同性の友達で、
異性の友達と会う時ももう人妻になってたり、同性の友達と交えてだったりで。
まあ何が言いたいのかというと、人肌恋しくなるわけですよ。
それで一回大人のお店に行きまして。
その場しのぎの快楽は得られましたよそりゃ。
ただ私すごい神経質なんで、性の病にかかってないかとかめちゃ心配になるんですよね。
その上日中仕事とかしてないから、それが気になって仕方なくなって、
行った店の口コミサイトとか見ちゃうんですよ。
大概そういう大人のお店の口コミサイトって、ロクなこと書いてなくて、
あの子から病気もらったみたいなのが書いてあったのを見て、
「え、それ俺の相手だった子じゃん?!」ってなりまして。
もうずっとそれ以降潜伏期間とか心配で。
結果、検査とかもして全部陰性だったからよかったんですけど、
陽性だったら最悪ですよ。
陰性だったけど、2万ちょい位のお金棒に振った感がありましたね。
そういうのが気にならない人とか、お金に余裕がある人なら行っても良いと思うんですけど、そうじゃない人は控えておきましょう。
ソロプレイでなんとか用を足しましょう。
うつ病や躁うつ病(双極性障害)の療養中に大人のお店に行くことはお勧めしません。
転院を躊躇したこと
転院することに関しての話はこちらの記事に詳しく書いています。
www.johnathantbipolar.com
2軒目でかかってたメンタルクリニックの先生が結構変な先生で、
途中から不信感しか募りませんでした。
本当にここで病気が良くなるのか、凄い怪しくて。
実際良くなるのかどうかもはっきり明言してくれなくて。
転院を考えたんですけど、すごい躊躇してしまったんですよね。
「転院先のメンタルクリニックがもっと酷い先生だったらどうしよう」とか
「今の先生に転院するって言いづらい」とか。
悩んでる期間その悩み自体がストレスでした。
後、そのメンタルクリニックに通うのもストレスになってました。
まあ結果転院しました。
転院しても具合はよくなりませんでした。
むしろ薬変えたりして、悪化しました。
転院して減薬したり、薬の変更をして体調悪化したことについてはこの記事に詳しく書いています。
www.johnathantbipolar.com
ただ、それでも元の先生よりは信頼できるし、
通院すること自体にストレスを感じなくなりました。
「この先生ちょっと嫌だな」って思い始めた段階で、
転院しとけばよかったなと今になって思います。
転院を検討し始めたら、さっさと転院してしまいましょう。
転院先も先生が変な人だったら、また転院すれば良いんですよ。
メンタルクリニックの選び方に関する話はこちらの記事に詳しく書いています。
無理して散歩したこと
大体どこのメンタルクリニックでも言われると思うんですよ、休職とか入ると。
「30分毎日散歩して下さい」って。
でもね、ある程度症状が重症だと30分の散歩ってとんでもない重労働なんですよね。
二回目休職入った時、もう疲労感が凄まじくて、それこそ10分散歩するだけで部屋帰ったらひっくり返ってました。
その時の先生に相談したら、「ちょっとでいいよ」って言ってくれたんですけど、
5分とかの散歩を一日するだけだったら、凄い筋肉とか落ちそうじゃないですか?
だからちょっと体に鞭打って本当は5分くらいしか歩けないのに10分とか歩いてました。
でもその後ぐったりするし、翌日とかにまで疲れを引きずってました。
疲労感が強くて散歩が出来ない人は無理して散歩しなくて良いです。
2~3分とかでも良いと思います。
それすらきつかったら家の中ちょっと歩き回るとかでも良いと思います。
ただ一日中寝た切りはちょっとやめときましょう。
本当に筋肉って衰えるの早いので(今の私の脚なんかガリガリですよ)、ストレッチとかだけでも良いので一日のどこかで運動を取り入れましょう。
無理して横にならなかったこと
結構医者によって見解別れるんですけど、
横になってても良いって人と、
なるべく横にならない方が良いって人がいるんですよね。
漢方専門薬局で漢方買ってた時も、担当のベテランの先生はなるべく横にならない方が良いって言ってましたね。
まあそんなんもあったんで二回目休職入った時、疲労感が凄い強かったんですけど、無理して起き上がって、座ってるか立ってるかしてました。
でも疲労感強い時ってずっと起き上がってるのって、無理があったなって今になって思います。
疲労感取れないですよ、起き上がってても。
疲労感強い人は、無理せず横になったり寝てましょう。
合わない環境から出なかったこと
二回目休職入った時に、私父親と二人で生活してたんですよ。
まあ結局追い出される形で、母方の祖母の家に身を寄せることになったんですけど。
もう、うるっせーうるっせー。
怒鳴り散らしてくるわ、説教してくるわで、全く気が休まらなかったです。
常に心臓バクバクしてましたよ。
実際当時の体力(もう散歩10分とかでぐったり)で、その時引っ越しが出来たかって言われると結構厳しいんですけど、まあでも結果その体力で引っ越ししたんで、
もっと早く祖母の家に移っておけば良かったかなと思います。
体力的な面もあったんですけど、
祖母が要支援状態で一人暮らししていないといけない状況だったんで、
頼みずらかったんですよね。既に母親も祖母の家に住んでて、隠れる様に生活してましたし。
父親との生活や休職中に引っ越しするまでの話はこちらの記事に詳しく書いています。
www.johnathantbipolar.com
うつ病や躁うつ病(双極性障害)の療養をされてる方で、家族が理解を示してくれてなかったり、症状を悪化させてる原因になってたりする場合は、引っ越しましょう。
そんな簡単に言うなって思うかもしれませんけど、家族とか家がストレス源になってる場合、そこ出ない限り症状良くなりっこないですもん。
私は祖母の家がダメだった場合、貯金はたいて一人暮らしするつもりでいました。
以上、私が療養中にやらなければよかったことでした。
ちなみに、うつ病や躁うつ病(双極性障害)の療養中にやっておいてよかったことはこの記事に詳しく書いています。合わせて参考にしてください。
www.johnathantbipolar.com
この記事が誰かの参考になりますように。。。
それでは!