johnathanTのブログ〜双極性障害について〜

どうも!ジョナサンのブログです。精神疾患を患ってる方へのサポートが少しでも出来るようなブログを発信していこうと思います。

休職者が退職する方法と退職前後にするべきことや知っておくべきこと

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どうも、ジョナサン(Twitter:@Johnathan_cbf)です!

 

私は新卒で入った会社で二回休職しています。

一回目の休職では9ヶ月の休職(3ヶ月の欠勤に6ヶ月の休職)で何とか戻れました。

二回目の休職では合計2年半程休ませて頂きましたが(3ヶ月の欠勤に2年3ヶ月の休職)、元気になることができず、

2018年5月12日で退職しました。

診断は双極性障害です。

 

この記事では、

休職者が退職する方法や、

退職前後にするべきこと(手続きなど)や知っておくべきことについて書こうと思います。

退職後も病気の療養を続けるため、無職になる方に向けて主に書きますね。

 

この記事はこんな方におススメです。

・現在休職している方

・これから病気を理由に退職する予定の方

・会社の人事の方

・部下や後輩が休職している方

 

なお色々手続きを書いていますが、

あくまで私の住んでいる自治体での話が多いので、

各自お住まいの役所へのご確認をお忘れなく!

また私が退職した2018年度のデータをベースに書いてます。

少し制度が変わっていても悪しからず!

 メールで退職願いを送る

私は営業部に所属していながら営業事務職についていたため、

形式上の上司(営業部長)と実質上の上司(営業事務職をとりまとめる課長)がいました。

形式上の上司と実質上の上司と人事の担当者宛て(ccで)に、

まずはメールで退職願いを送りました。

下記の様な内容です。似たような状況の方いらっしゃいましたら、

テンプレにして頂いて構いません。

送信したのは、退職期限の3ヶ月ちょっと前の2月2日です。

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退職願い(ジョナサン)

K崎部長殿
T野課長殿

お世話になります。ジョナサンです。
気持ちの面も体力面も復職状況にまで回復しておらず
5月12日の退職期限に間に合いそうにないため
期限を持って退職とさせて下さい。

チャンスを再度与えて頂いた上で、
この様な事態になってしまい
又周囲のメンバーに多大なるご迷惑をお掛けし続け
本当に本当に申し訳ございません。

絶対に復職したいと思える条件/メンバーの部署だったため、
退職することになるのが残念で、心の底から悲しくて仕方がないです。

T野課長と少しお話させて頂きたいのですが
電話番号とご都合のよろしい時間帯(午後希望)教えて頂けますでしょうか?

よろしくお願い致します。

ジョナサン

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とりあえず、心配しているとの返信が来ました。

上司と電話する

メール送ったその日に上司に電話かけます。

似たような状況の方いらっしゃいましたら、

そっくりそのままセリフ盗んでください。

 

私「ああもしもし」

 

T野課長「久しぶり~、ってか声元気そうじゃん!」

 

私「長いことご迷惑おかけして本当に申し訳ございません。体調があんまり回復してなくて、このコンディションだと戻っても迷惑かけるだけだと思います。本当に戻りたいなって思える部署だっただけに心から残念です。T野さんにもF見さん(私の教育担当)にも本当に可愛がって頂いて、ありがとうございました」

 

T野課長「体調第一だから、しょうがないよ。また元気になったらご飯でもいこ!K崎さんいるけど代わる?」

 

私「はい」

 

K崎部長「ああもしもし。いや、本当残念だよ~、ジョナサン君優秀だったのに。T石さん(私が働いてた頃の営業部長)も優秀なのに残念だなって言ってたよ。まあまだ若いし全然大丈夫だよ。また会社変わったら教えてよ」

 

私「また雇ってください(割とガチ目に)」

 

K崎部長「まあまた人増やすとかいう話もあるからね(苦笑い)。大丈夫かな?」

 

私「はい」

とこここで電話終了。

 

円満に退職願いを伝えました。

その日に、仲良かった同期のS木君と大阪支店いた頃の元上司のM國さん(当時は台湾に赴任)にだけ、退職することを伝えました。

誓約書を記入し、会社に送る

まあざっくり下記事項を誓約する旨の文書です。

①在職中に知りえた会社の機密事項を一切他に漏洩しないこと

②重要事実が公表された後でなければ、会社や他社の株券等の売買を行わないこと

③退職した後に、会社に迷惑をかけるような行為を一切行わないこと

④会社に損害及ぼした場合には、損害を弁償すること

 

日付、氏名、連帯保証人をそれぞれ書いて、会社の上司宛に送りました。

送付したのは、退職期限の2ヶ月前の3月2日です。

退職手続書類が自宅に届く

退職期限の2ヶ月前の3月8日に、

退職手続書類や説明資料が人事から自宅に届きました。

各種書類の返信期限は4月25日でした。

退職手続書類は説明資料を読んだだけではわからないことが多く、

人事との電話やメールでのやり取りが多かったのを覚えています。

役所やハローワークに確認することも多かったです。

ここからは、会社の上司ではなく人事が担当の窓口ですね。

退職前にするべきこと・知っておくべきこと

雇用保険(基本手当・失業給付)について

退職後、働く意思と能力がありながら就職できない場合、ハローワークより「基本手当」(非課税)が支給されます。手続きには「雇用保険被保険者離職証明書」(離職票)が必要となります。

 

しかし、病気が原因で退職してそのまま療養を続ける場合は働く能力がないので、支給されません。

 

基本手当を受給できるのは原則として離職の翌日から1年だけですが、本人の病気やケガ、妊娠、出産・育児、親族等の看護・介護等の場合、働けない日数だけ、最長3年間、受給期間の延長を出来る場合があります。

 

退職後31日目から1ヶ月以内に、「受給期間延長申請書」(ハローワーク備え付け)と「離職票」(または受給資格者証)をハローワークに提出する必要があります。

退職後に加入する公的年金

20歳から60歳までの方は、公的年金への加入が義務付けられていますので、加入手続きをする必要があります。

①就職する人

②自営・または就職しない人

③配偶者の被扶養者となる人

の3種類に分かれます。

 

病気で退職して療養を続ける場合は、②か③にあたりますよね。

②は、住所地の市区町村役所にて「国民年金第1号」の加入手続きをし、保険料を納める必要があります。

③は配偶者の勤務先で健康保険及び「国民年金第3号」の加入手続きを行いますので、配偶者の勤務先に年金手帳を提出してください。

健康保険

退職後の健康保険の選択肢は四つあります。

①任意継続に加入する

国民健康保険に加入する

③就職先の健康保険制度に加入する

④家族の被扶養者になる

 

病気で退職して療養を続ける場合、

①か②か④になりますね。

それぞれ説明しますね。

 

①任意継続に加入する

特徴

  • 最長二年間加入でき、従来同様の給付(窓口負担・人間ドッグ等)
  • 保険料は退職時の報酬を基に決定され、2年間同額。ただし会社負担分がなくなるため在職時の保険料より高くなる場合あり。

 <提出書類>

 1)現金にて第一回目の保険料

 2)任意継続被保険者資格取得申請書

 3)健康保険料・調整保険料・介護保険料納付書

 4)被扶養者(異動)届(扶養家族がいる場合のみ)

   ※以下の添付書類が必要(18歳未満の方については不要)

    ●課税証明書・年金の源泉徴収票等、収入を確認できるコピー

    ●学生証のコピー

    ●扶養認定フローチャート

 <保険証を受け取るまで>

 1)上記申請書・保険料を会社の総務人事部に提出。

 2)会社の総務人事部から健康保険組合へ、退職日までに提出。

 3)退職後2~3日後、自宅に保険証・案内文書・第一回目の保険料の領収書等が届く。

 ※任意継続を止めたいときは、ご自身で健康保険組合に連絡。

 

国民健康保険に加入する

特徴

  • 窓口での自己負担は入院・通院とも3割(3歳以上70歳以下)
  • 保険料は前年の収入を基に決定。(市区町村によって異なる)

 <加入手続き>

 住所地を管轄する市区町村役所(手続きに必要なものを事前に役所の国民健康保険担当へ確認の上、退職証明書等が必要な場合は会社の人事に連絡)

 

(注意)国民健康保険料は毎年4月に前年の収入を基に決定します。退職時は任意継続の保険料の方が国民健康保険料より安い場合でも、翌年4月以降は国民健康保険料の方が安くなることがあります。詳細は事前に今年分の源泉徴収票などを用意の上、市区町村の国民健康保険担当へ確認して下さい。

 

④家族の被扶養者になる

 家族の勤務先にて加入手続きをしますので、手続きの詳細はそちらで確認。退職証明書が必要な場合は会社の人事に連絡。なお、配偶者の扶養となる場合は、国民年金3号の加入手続きも合わせて行うため、年金手帳も提出。

私は国民健康保険への切り替えを選んだ

役所の国民健康保険課に問い合わせました。

国保にした場合、月額が約3千円の年額が約3万6千円でした。

任意継続にした場合、月額が約3万3千円の年額が約40万円でした。

 

会社の人事からも、

「ジョナサンさんの場合、断然国保の方がお得ですね」と言われました。(笑)

 

国保を選んで、退職してから一年八カ月程度経過していますが、

今のところ特に不自由は感じていません。

 

保険料もそうですが、任意継続した場合に受けられるサービスとかもよく吟味した上で、任意継続にするか国民健康保険にするか決められるのが良いと思います。

傷病手当金

 ケガや病気で会社を休んでいる方に、健康保険組合から支給される給付金で、条件を満たせば、退職後も受けられます。(最長1年6ヶ月) 申請書に医師の証明をもらい、健康保険組合へ送付します。尚、申請は月ごととなります。

 

基本手当(失業給付)をもらう方は、傷病であるとみなされず傷病手当金はもらえません。基本手当を受ける予定の方は、まずハローワークで受給期間延長の手続きをしてください。手続きの詳細はハローワークに確認。

 

傷病手当金に関しては、この記事で詳しく書いています。

www.johnathantbipolar.com

会社に返却するものがある

私の元いた会社の場合は、

を会社に返却しなければいけませんでした。

始末書を書かされる場合がある

 社員バッヂとIDカードを会社に退職前に返却しなければいけなかったのですが、

社員バッヂを紛失してしまいました。

会社の規定に則って、始末書をガチで書かされたのと、バッヂ代も400円程取られました(笑)

住民税

 前年の1月から12月の所得にかかる税金を、翌年の6月から翌々年の5月まで納税しますので、退職後も納税することとなります。

<今後就職しない人>

個人が直接市区町村に納付する普通徴収に変わります。納税方法については、退職後に市区町村より自宅に納付書が送付されますので、そちらを参照。

退職後にするべきこと・知っておくべきこと

離職票の完成版はすぐには届かない

退職後の役所やハローワークとの手続き等で何かと必要な離職票ですが、

退職後すぐには届きません。

 

私の場合ですが、退職日が5月12日で、

一旦会社が離職票を5月22日に作成し、郵送してきました。

3部構成になっているのですが、各部の2枚目に2箇所捺印した上で、

会社に送付しました。

会社に送った離職票を、今度は会社がハローワークに送って手続きします。

完成した離職票を会社の人事が送付してきたのは、6月11日でした。

 

退職日から大体一ヶ月程度完成した離職票が届くのに時間がかかると思った方が良いでしょう。

雇用保険(基本手当・失業給付)の延長手続き

退職してからも病気で療養する場合、上記に書いたように、基本手当(失業給付)を受給することが出来ません。

延長手続きを取る必要があるのですが、

退職日の次の日から30日経過してなるべく早く、

離職票+かかってる病院の領収書

もしくは

②傷病手当のコピー

を住所地を管轄するハローワークに提出して下さい。

最長3年延長できます。

 

また最後の給料が傷病手当であったとしても、

基本手当(失業給付)はもらえるそうです。

国民年金第1号の加入手続き

必要なもの

身分証明書、年金手帳、退職日がわかる証明書 の3点

免除に必要なもの

退職して金銭的に年金を払うのが厳しい場合、

国民年金を当面の間免除してもらうことができます。

必要なものは、離職票、身分証明書、年金手帳 の3点

いつまで免除してもらえるのか

所得に応じてまた払わなければいけませんが、

無収入である限りはずっと免除してもらえます。

国民健康保険への切り替え

 必要なもの

資格喪失証明書(会社から出る)、離職票、退職証明書(会社から出る)

いずれか1点の原本

減免に必要なもの

国民健康保険も減免を受けることができます。

雇用保険の受給資格者証(ハローワーク発行)の12番に離職理由という欄があります。

そこの離職理由コードが、11番、12番、21番、22番、31番、32番、23番、33番、34番のいずれかに該当する場合、保険料が軽減されます。

 いつまで減免を受けるか

離職日の翌日から翌年度末まで

任意継続の保険者証が自宅に届く

任意継続を選んだ場合、退職2~3日後に保険証が自宅に届きます。

随時、任意継続の2回目以降の保険料を納付します。

住民税の納税

切り替えは会社の方でやってもらえます。

退職日の翌年2月に確定申告

例年2/16~3/15頃

退職日の翌年3月末に、4月以降の国民健康保険料を確認する

国民健康保険に切り替える場合は加入手続きをし、健康保険組合へ任意継続を止める旨の連絡をする。

会社から荷物が届く

退職して六日後位に私物が自宅に届きました。

会社任せにしておくと、取引先との名刺とかは送られてきません!

後、働いてた頃にメモ取ってたノートとかも送られてきませんでした。

退職した後も、取引先との名刺とか持っておきたい人は自分で取りに行くしかないです。

私はその頃も会社に行ける体力はとてもじゃないけどありませんでした。

最後に 

 退職手続きは結構エネルギー使う

会社から送られてきた退職手続きについての書類読んでるだけでも、

最初かなり頭使って疲れました。

あと具合悪い中、役所行ったりハローワーク行ったり、

会社と頻繁にやり取りしたり、重要な決断迫られたり、何かとエネルギー使いました。

メンタル疾病で休職している方は大変だと思いますが、

ここは何とか気合で乗り越えましょう。

会社との書面のやり取りは簡易書留を使いましょう

もう何回私から会社に送った傷病手当の書類が、

結局届かなかったかわかりません。

片手で数えられる回数ですけど、それでもですよ?!

郵便局のずさんな体制が伺い知れます。

私は会社との書面のやり取りは簡易書留を使っていたし、

会社の方にも依頼して簡易書留を使ってもらってました。

簡易書留なら必ず手元に届きます。

会社からの書面が届かなかったこともあったので、

「簡易書留で送ってもらえませんか?」ってお願いしたら、

快く承諾してくれました。

ですので、会社との書面のやり取りは簡易書留を使いましょう。

円満に退職しましょうよ(笑)

まあ私の場合、二度目の職場への恨みとか一切なく、

むしろ本当に申し訳ない気持ちで一杯で退職しました。

ただ、メンタルやられて休職してこれから退職される方の多くは、

きっとそうではないですよね?

会社への恨みつらみあると思います。

私の場合ですが、円満退社したので、すっきりと辞められたし、

会社の人事とのやり取りもスムーズだったと思います。

パワハラとかでメンタルやられて休職せざるを得なかった人は、

(もしそういう窓口があれば)人事の担当者とかにメール送ったりとか位はしてもいいのかな。

まあ円満に退社するに越したことはないという話です。

 

この記事が誰かの参考になりますように。。。

 

それでは!