johnathanTのブログ〜双極性障害について〜

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帰国子女の英語力は人によってピンキリ!その理由を帰国子女が解説!

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2022.2.21更新

こんにちわ!ジョナサン(インスタグラム:@mayo_english_gram、TikTok:@mayo.cbf)です!

今回の記事では、帰国子女の英語力は人によってピンキリであることを帰国子女の私が解説します。

自己紹介させてください。
31歳男性で、双極性障害の治療中で、フリーランスで中学生や社会人相手に英会話を教えています。
父の仕事の都合(オーストラリア資本の物流会社に勤務。そのためシドニーに駐在。)でオーストラリアのシドニーで生まれ、9歳半まで育ちました。
小学校4年生の2学期に日本に帰国。
帰国子女枠でお茶の水女子大学附属小学校編入しました。

私の英語力なのですが、所謂欧米ネイティブと同等レベルではないですが、普通に話せます。
TOEICだと955点です。

 

ご興味ありましたら、ご参考までに!

www.johnathantbipolar.com

 
小学校4年生の2学期~小学校5年生の3学期まで、帰国児童教育学級に所属していました。
また、私はお茶の水女子大学附属中学校に進学したのですが、附属中学校から、帰国子女枠で編入してくる子達もいました。
高校から日本に帰国してきた子も含め、色んな帰国子女を見てきました。

 

まず声を大にして主張したいです。

帰国子女だからといって全員が全員英語がネイティブ並みにペラペラだと思わないでください!

本当にネイティブ並みに英語が話せる帰国子女って少数派ですよ。

帰国子女の英語力は本当に個人差があります。

 

今回の記事は、こんな方にオススメです。

  • 帰国子女が全員英語がネイティブ並みだと勘違いしている純ジャパの方
  • 普通の純ジャパの方
  • 帰国子女を生徒として受け持つ先生の方
  • 帰国子女の保護者の方
  • 現在海外で子育てしている方
  • 帰国子女の方

現地校かインターに通っていたか、日本人学校に通っていたかでまず英語力が違う

まず一口に帰国子女って言っても全員が全員現地校だったり、インター通っていたとは限りません。現地校やインター通ってた子は英語話せます。

でも、住んでた国が発展途上国で、通わせられる学校が日本人学校しかなかったり、インターがあっても収入的にインターに通わせられない家庭の場合、子どもを日本人学校に通わせざるを得ないケースが多いです。

日本人学校の子は日本語しか話せません。

中学の頃、同学年で帰国子女学級で日本人学校卒の子がいました。(アメリカ育ち)

一個下の帰国子女学級でも日本人学校卒の子がいました。(確かベルギー育ち)

社会人になってから会社の一個下の後輩で日本人学校卒の帰国子女の子がいました。(アメリカ育ち)

意外といるんですよ。

普通に可愛そうだなって思いました。

だって自分の身の上話する時に、海外で育ってたり帰国子女だって話をした時に、「え、じゃあ英語ペラペラなの?」って絶対聞かれるわけじゃないですか。そこを「日本人学校通ってたから、英語話せない。。。」ってなるとちょっと残念な扱いになりますよね?

本人もなるべくなら海外で育ってることととか、帰国子女であることを内心では隠したがってると思います(笑)。

英語圏の帰国子女か非英語圏の帰国子女かで英語力が異なる場合がある

私がお茶の水女子大学附属小学校に小4の2学期に編入した時、男子が4名・女子が2名同時に編入しました。

最初は皆日本語と英語ごちゃまぜで話していました。後にすぐ担任から「学校では英語を使ってはいけない令」が出ることになったのですが。

でも、その中でこの子英語下手だなって思った子も何人かいて、

一人はタイからの帰国子女でインター通ってた子、

もう一人はガーナからの帰国子女でインター通ってた子でした。

簡単な会話する分には問題無いのですが、込み入った話になると英語圏の帰国子女に分があるし、英語の訛りも思いっきりジャパニーズでした。

英語圏でインター通わせても、そんなに英語教育に力入れてないのかな?と思いました。

後、非英語圏の場合、学校での授業以外恐らく英語を使わないのでそこで、英語圏からの帰国子女の子達と差がついてしまうんでしょう。

小中高どのタイミングで帰国してきた帰国子女かによって英語力に雲泥の差が出る

ここもよく勘違いされがちなところですが、

同じ帰国子女でも小学校で帰国してきた帰国子女なのか、

中学校で帰国してきた帰国子女なのか、

高校で帰国してきた帰国子女なのか、

によって雲泥の英語力の差が出ます。

 

私には3個上の兄がいます。

私は小4の2学期に日本に帰国しました。(9年半シドニーに住んでいました)

彼は中1の2学期に日本に帰国してきました。(11年半シドニーに住んでいました)

よく彼は「お前は英語も日本語も昔から下手だった(笑)」と子馬鹿にしてきます。

でも、よく考えてみてください。

自分が小4の頃の日本語力と中1の頃の日本語力(文法、知ってる漢字や語彙の数、書いてる文章の洗練のされ方etc)って大分開きがありますよね?

小4の頃の日本語力って友達とのおしゃべり程度だと思います。

でも中1程度の日本語力になるとちょっと深い話とかもしますよね。

小4と中1だと使ってる国語の教科書の難易度も全然違うと思います。

英語も全く一緒なんですよ。

私の兄は同じ帰国子女なのに、その辺を理解してません(理解した上で、ただ子馬鹿にしたいだけなのかもしれませんが)。

 

まず同じ帰国子女でも小学校で帰国してきたのか、

中学校で帰国してきたのかで英語力に差が出る理由をお分かり頂けましたでしょうか?

 

同じ小学校で帰国してきた帰国子女でも、小学校低学年(1~2年)で帰国したのか、小学校中学年(3~4年)で帰国したのか、小学校高学年(5~6年)で帰国してきたのかで大分変ってきます。

小学校低学年の帰国子女の英語なんてうんちですよ。

小学校中学年の帰国子女の英語で友達とのおしゃべり程度です。

小学校高学年の帰国子女の英語は少しレベルアップで、人によってはネイティブ並みかネイティブに近いかもしれません。 

 

恐らく中学校で帰国してきた帰国子女でも、

中1で帰国してきたのか、

中2で帰国してきたのか、

中3で帰国してきたのか、

で英語力に差が出ると思います。

でも中学校辺りで帰国してきた帰国子女辺りからは、

英語力も本格化してくるガチ勢が多いと思います。

 

高校生で帰国してきた帰国子女になると、

もう話が違いますね。

いつから住んでたかにもよりますが、

長期間滞在している子はもう英語がほとんど母語になっています。

アメリカ生まれアメリカ育ちで、高2の頃に帰国してきた子を一人知っているのですが、帰国してきた当時は常に英語で思考していて、社会人2年目位の時に会っていた時には日本語・英語ごちゃまぜで思考していると言っていました。

同じ帰国子女でもどういう人種とつるんでたかで英語力に差が出る

まあ簡単に言っちゃえば、同じ現地校やインターでも日本人の友達をメインに付き合っていたのか、外人の友達をメインで英語で付き合っていたのかで、同じ帰国子女でも英語力にも差が出ます。

本人の通う学校によって、日本人比率は同じ都市でも全然変わってきます。

 

私がシドニーに住んでいた頃、学校にちらほら日本人がいて、

小3の頃30数名いたクラスメートの中に私含め日本人3名がいて、

小4の頃30数名いたクラスメートの中に私含め日本人3名がいました。

集合写真もまだ残ってて、同じシドニー生まれ・シドニー育ちの日本人の友達にその写真を見せたら、「え、こんなアジア人多いの?!俺の学校オージーしかいなかったよ(笑)」と言ってました。

まあ同じ都市でも学校によってこれだけ開きがあります。

 

帰国子女じゃなくて、シドニー生まれ・シドニー育ちのA君という日本人がいます。

小3、小4と同じクラスでした。

当時から確かに英語が下手でした。

基本的にA君は授業以外の時間日本人としかつるんでませんでした。

私は日本に帰国しました。

たまにA君のことを思いだすときとか、「A君今頃英語ペラペラになってるんだろうな~」とか思ったりしてました。

18歳の時に9年ぶりにシドニーに遊びに行きました。

A君とも久々に会うことになったのですが、

シドニー育ちの日本人からボロクソ言われてました。

「あいつ滅茶苦茶英語下手だよ」とか「A君だめだよ」とか。

本人も笑いながら英語が下手なことを自認していて、

その理由が本人曰く私が帰国してから後も「日本人としか基本的につるんでいなかったから」だそうです。 

まあこういう例もあるんですよ。

 

小5の2学期にアメリカから帰国してきて編入してきたOという子がいました。

小5の2学期までアメリカの現地校いたら、普通結構英語話せるはずなんですよ。

ところが、彼は結構英語下手だし、アクセントもジャパニーズでした。

帰国子女なのに、やたら日本のエンタメとかホビーに詳しかったです。

恐らく彼も上記のA君同様日本人と主につるんでたタイプなんでしょう。

 

お茶の水女子大学附属中学校の同級生の帰国子女学級の子にも2人位(私は直接彼女達の英語を見聞きしていないのですが)英語下手な子がいたらしいです。

中学まで海外の現地校なりインターなりいたら、良い加減英語結構話せるはずです。

多分(推測ですが)、授業以外の時間を日本人とほとんど過ごしていた可能性が高いです。

同じ帰国子女でも帰国してから英語力の維持をしていたかどうかで英語力に天地の差が出る

帰国子女にも親の教育方針で2家庭の帰国子女に分かれます。

①日本にいるのだから、日本語力の向上に力を入れる家庭

②英語力の維持(もしくは向上)にお金を惜しまず投入する家庭

私は①の方の家庭でした。

一応それでも帰国児童教育学級の子達他2人と3人で週一回英会話教室に小6の途中まで通っていました。

週一程度だと維持にもなっていませんでした。

母が言っていたのですが、私は物凄いスピードで日本語が上手くなっていったのと同時に、物凄いスピードで英語が下手になっていったそうです。

英会話教室に通うのを辞めた小6の途中以降全く英語を話す機会を失いました。

 

小学校の同じ帰国児童教育学級の、MとEという子達がいました。

彼女達は、②の家庭の方で、帰国してからも英語力の維持向上に非常に力を割いていました。

姉妹で話すときは英語で話すと言っていたし(私の家庭では小さい頃からそれは禁止されていた)、ネイティブの外人の先生を付けて週何回もレッスンを受けていました。

中3の時にMと同じクラスでした。

英会話の授業があり、もう私は「英会話」という意味ではほとんど英語力を失っていました。

しかし、Mはペラペラ。Mに聞くと、未だに英語で考える時もあると言っていました。

ここまで差が出るのかという位まで、英語力に差がついていました。

編入した段階では、恐らく私の英語力の方が上だったと思います。

またEの英語力に驚いたのには、大学に入ってからFacebookで繋がり、

彼女の英語でのつぶやきを読んだ時に「あ、これ天と地の差が出てるわ」と感じました。

Eは帰国児童教育学級の編入時期も一緒で、編入当初の彼女の英語も良く覚えていて、

当時は同じ位でした。

 

シドニーの現地校で一緒だった日本人のSという子がいました。

私より1学期早く日本に帰国しました。

確実に当時の英語力は私の方が上だったと思います。

ところが、彼女も上記の②の家庭でした。

大学に入ってFacebookで繋がって、やり取りをしたら、

「大学の教授に今英語教えてるよー、まだ全然英語話せる」的なこと言ってました。

差つきすぎだろ!っと当時の彼女の英語を知ってるだけにめっちゃ悔しかったです。

 

逆に同じ時期に編入したAという子がいました。

アメリカ生まれ(だったかな?)・アメリカ育ちで完全にアメリカ英語でした。

多分、同時期に編入してきたメンバーの中で当時一番英語上手かったと思います。

でも彼の家庭は①の方でした。

一緒に英会話教室に通っていたのですが、やっぱりどんどん彼の英語が下手になっていくのを一緒に通ってて感じました。

彼は小6に上がるタイミングに他県の学校に転校してしまいました。

大学に入ってFacebookで繋がりました。

彼のつぶやきを読んでいて「あんなに英語上手かったのに、ここまで英語下手になるのか。。。」と思ったのを覚えています。 

 

同じ帰国子女でも、帰国してから英語力の維持をしていたかどうかで天地の差が出ることをご理解頂けましたでしょうか?

 

私自身がオンラインで英会話を教えています。

 ご興味あったら読んでみて下さい。

www.johnathantbipolar.com

 ご参考までに!

同じ期間でも生育過程のどの期間海外で過ごしていたかで英語力に大きな差が出る

まあ例えばシドニーに滞在していたとして、私の様に9年間滞在していたとしましょう。

①0~9歳までシドニーに滞在

②3~12歳までシドニーに滞在

③6~15歳までシドニーに滞在

の3パターンを現地校で同じ様に過ごしていたとします。

さて滞在年数は同じでも、①~③の誰が一番英語がネイティブに近く、英語力が高いでしょう?

答えは当たり前ですが、③です。

高校入学位までシドニーの現地校で過ごしていれば、恐らく限りなく母語に近いレベルになってると思います。

私は9年間シドニーに住んでいたんですけど、

所詮0~9歳までなんですよ。小学校4年生レベルの英語までしかわからないんですよ。

でも、多くの理解の無い純ジャパ達は、「えー!9年間もシドニー住んでたら、日本語と英語今どっちが得意なのー??」とか聞いてきます。

もう比較にならない位日本語の方が得意ですよ。

だってローカルの日本人レベルの日本語と、小4(そこからさらにレベルが落ちてる)英語じゃ比較の対象にならないでしょ?!

過度に高い英語力を期待されるから、私は帰国子女であることをある時期から余り公表しなくなりました。

 

別件なんですけど、Kさんという一個上のキャリアウーマンがいて、

小4~中3、だから期間で言うとたったの5年間ですがアメリカ育ちの人がいます。

Kさん自身凄い優秀だからってのもあるんですけど、

5年間いて英語は限りなくネイティブに近いレベルです。

Kさんと私の間に、2人位海外生まれ・育ちの日本人の共通の友人がいます。

その内の一人から「Kさんは5年間位しかいなくてあんなペラペラなのに、9年間もいたお前は・・・」ってちょっと馬鹿にされました。

でもね、私から言わせると、期間は短くても中3までいた人と、9年も住んでたけど小4までしかいなかった私の英語力を一緒にすんなし!

アメリカ人でも中3の英語力と小4の英語力じゃ大分差がありますよ。

海外生まれ・育ちなのにその辺に理解が無い理由がわかりませんでした。

 

同じ期間(もしくは短い期間・長い期間)でも生育過程のどの期間海外で過ごしていたかで英語力に大きな差が出ることをお分かり頂けましたでしょうか?

最後に

帰国子女っていっても英語力は人によってピンキリな理由を解説しましたが、

理解して頂けましたでしょうか?

本当に一言に「帰国子女」って言っても個人差が凄いあります。

この記事を通して、全員が全員ネイティブレベルに英語話せるわけじゃないんだなってことが、

少しでも色んな人に理解されるようになると嬉しいです。

 

この記事が誰かの参考になりますように。。。

 

それでは!