johnathanTのブログ〜双極性障害について〜

どうも!ジョナサンのブログです。精神疾患を患ってる方へのサポートが少しでも出来るようなブログを発信していこうと思います。

実際に取った、うつ病で休職するための手続き4つ<休職希望者必見>

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こんにちわ!ジョナサン(Twitter:@Johnathan_cbf)です。

 

この記事では、もうメンタル病んでて休職しようか悩んでる方に向けて、

休職するための4つの手続きを、

体験談交えて解説していこうと思います。

 

この記事はこんな方におススメです!

・休職しようか悩んでる方

・仕事が原因でメンタル、フィジカル共に限界な方

・具合が悪くなってて退職しようか悩んでる方

 

ちなみに休職するまでの話はこちらの記事に詳しく書いています。

www.johnathantbipolar.com

 

早速ですが、私が取った、うつ病で休職するための4つの手続きは以下です。

①「上司に連絡すること」

②「メンタルクリニックで医師から診断書をもらい、上司に渡す」

③「人事からのヒヤリングを受け、休暇療養中の会社側の規定の説明を受ける」

④「引き継ぎ書の作成。会社のモバイルPCや携帯を会社に送る」

 

順次説明していきますね。

休職への手続きその①上司に連絡すること

さて、具合が究極に悪くなって、会社を休む方向になった私。
休職への最初の手続きを踏みます。
もうタイ駐在を間近に控えたMさんに年末電話します。
本当はN村さんという方がその時の私の直属の上司だったのですが、
恐らくMさんの方が適切な流れにもっていってくれるだろうと信頼しました。

Mさんに電話し、
・10~12月ずっと体調が悪かったこと
・精神的にも辛くてかなり不安定だったこと
・12月半ば以降出社するのもしんどい状況だったこと
・大阪(当時の勤務地)での掛かりつけ医に心療内科/精神科に行くことをすすめられたこと
・正直このコンディションで会社に出るのは厳しいこと
・この状態だと、製造/販売/技術/ユーザー全てに迷惑をかけてしまうこと
・まずは地元での掛かりつけ医に行って判断を仰ぎたいこと
を伝えました。

Mさんからはまず、
仮に夜の付き合い(夜の付き合いが非常に多い部署だった)抜きだったとしたら出社することは可能か聞かれました。

もうこと夜の付き合いに関してはMさんの言葉すら信用できないし、あの部署の習慣上そんなことできっこないですよねって割とキレ気味に返答した気がします。

その上で、
・まずはジョナサンの地元の掛かりつけ医に行き、その結果をMさんに報告すること。
Mさんもキャリアが長いため、会社で休職に入った人を多く見てきたんだと思います。
Mさんの実母も老年性のうつ病になった経験も踏まえ
・精神科領域では医者選びが大事であること
・精神科にかかったら
 1.仕事への復帰のイメージ
 2.どの程度休む必要があるのか
 3.今の職場に戻るべきなのか
 をしっかりと聞いて早く会社に伝えること
・安易に会社を辞めないこと。事務職に当面移る等のセーフティーネットはあること。
 (これ聞いたとき、やっぱりMさんに電話しておいてよかったと思いました)
等を伝えられました。

その後、地元の掛かりつけ医に行き、
そのコンディションだったら休む必要があることを伝えられ、
割と近場のメンタルクリニックを紹介されました。

そのことをMさんに伝え、そこからは直属の上司のN村さんとやり取りすることになりました。
N村さんと話をして、紹介されたメンタルクリニックを受診後、N村さんとその近くで会うことになります。

こんな感じで、

休職への手続きその①は、「上司に連絡すること」です。

休職への手続きその②メンタルクリニックで医師から診断書をもらい、上司に渡す


一月の頭に地元の掛かりつけ医紹介のメンタルクリニックを初めて受診します。

ちなみに、ほぼ全てのメンタルクリニック心療内科/精神科といちいち書いているとめんどくさいので、メンタルクリニックで統一しますね)は予約制のため、事前に予約した上で受診してくださいね。(ちなみに評判が良いメンタルクリニックとかだと予約3か月待ちのところとかも本当にあります)

初めてのメンタルクリニック受診は少し緊張しましたね。
自分の名前を呼ばれて診察室へ向かいました。

今まで三軒メンタルクリニックかかってますが、どこも初診は30分程度時間をとってくれます。
まず私の家族構成や家族/私のうつ病治療歴とか聞かれました。
入社してから今に至るまでの概要を話し、東京(地元)に帰ってから小康状態にもっていけてるものの、
・夜中目が覚める
・のどにものがつまってる感じがする
・寒気がする
・性欲がわかない
・疲れやすい
・頭痛がする
等の症状を訴えた上で
・大阪に戻ってまた仕事をしたら間違いなく元の状態に戻ること
・しばらく心と体を休めたいこと
を伝えました。

割とすぐに「診断書書こうか?」と言ってくれました。
以下先生とのやり取りです。

元の大阪の部署に戻るべきなのか?
→今の段階だと判断がつかないけど、多分戻らない方が良い。

 

復帰にかかる時間はどれくらいか?

→診断書(3か月就労不能の診断書でした)の通り、焦らないこと。
 2月末から3月頭に一回産業医に会った方がよいこと。

 

治療方法について
→投薬治療とのんびりすること。焦るのがとにかくよくないこと。
 リゾート地でボケっとするのはOK。

こんな感じで、最初の診断が終わり、
診断書を渡されました。診断名はその時はうつ病性障害です。

 

3か月で診断書書いてくれる先生って結構親切なんですよね。

 

大抵1か月で書かれるんですけど、そうすると毎月診断書上司に送らなきゃいけなくて、結構精神的にも嫌なものなんですよね。

 

あと、診断書って保険効かないんで結構高くて大体一通5千円前後します。

休職中、給料出てれば良いですけど、傷病手当(ざっくり給料の三分の二程度)で食ってかなきゃいけない人とか、それすら無い場合結構な痛手ですよね。

 

図々しくなってしまうのですが、「毎月上司に診断書を送るのが精神的に負担になるので、3か月で書いてください」と言いましょう!

土台うつ病でも、自律神経失調症でも、パニック障害でも、双極性障害でも、統合失調症でも、ひと月じゃ寛解厳しいです。

この後、近くの喫茶店で当時の直属の上司のN村さんと落合いました。

 

どういう経緯で体調を崩したのか説明して、診断書を渡しました。

 

私が担当していた案件の引継ぎ書を作成しなければいけなくなり、
パソコンが大阪の住まいにあったため、一度大阪に戻ることになりました。

大阪に戻って荷物の整理(服etcほとんど大阪にあったため)をした後に、
休職療養中の諸連絡の説明を人事から受けるために、
人事/N村さん/私で会うことになります。

以上の様に、休職への手続きその②は、「メンタルクリニックで医師から診断書をもらい、上司に渡す」ですね。

ちなみに精神科医からの労務不能の診断書の効力ってめちゃくちゃ強くて、
どんなブラック企業でもこれさえ手に入れれば基本休職状態に入れます。

休職に入る方は、自立支援医療の申請をしておきましょう。
ざっくり言うと、

メンタルクリニックでの診察費とお薬代が安くなる制度です。(保険が効く範囲内での治療に限りますが)
診察費も、薬代(特にメンタル系の薬は高いです)も馬鹿にならないんで自立支援医療申請はマストです!

自立支援医療について詳しくはこの記事で書いています。

www.johnathantbipolar.com

休職への手続きその③人事からのヒヤリングを受け、休暇療養中の会社側の規定の説明を受ける


さて、休職への手続きその③は「人事からのヒヤリングを受け、休暇療養中の会社側の規定の説明を受ける」です。

N村さんに診断書を渡してから割とすぐに大阪に向かいました。
預金通帳とか服とかスーツとか全てが大阪の住まいにあったため、
でかいスーツケース引きずって行ったのを覚えてます。

荷物をまとめ、最寄り駅で人事/N村さん/私で待ち合わせ、近くの喫茶店に移動しました。

まず、人事ですがF井さんとしておきましょう。

F井さん「うつ病とかになると、もうお前はいらないっていう扱いする会社も多いけど、うちは違うからね、ジョナサン君笑」
ニヤニヤしながら上記のセリフを言われた瞬間、ハイパーいらつきました笑

F井さんからまずはヒヤリングを受けます。
・体調を崩すに至った経緯
・体重は減ったか
メンタルクリニックの先生は復帰時期についてどういってるか
・どんな薬が処方されてるか
こんな感じの質問です。

その後、メンタル疾病で療養に入る人に向けての会社の規定をまとめた資料を渡され、
・療養に専念してもらうために、会社からの接触は原則しないこと。
・安否確認のために、毎月25日に私から人事/N村さん宛てにメールすること。
・欠勤/休職中の給与の扱いについて
・復職判定のための試し勤務(試し出勤)について
・現時点で私が担当していたユーザーに関する懸案事項や、会うべきキーマンなどについてまとめた引き継ぎ書を、なるべく早い段階で作ってほしいこと
・もし休職期間が延びた場合、大阪での借り上げ住宅は引き払うかもしれないから、その時は別途連絡がいくかもしれないこと
など説明を受けました。

N村さんがトイレに行った隙に、
私「部署とか支店の異動って出来ないんですか?
  このまま元の部署復帰しても絶対また体調崩しますよ?」
F井さん「休職者の復職は、原則元の支店の元の部署になってしまう。
    復職する際に勤務地まで移すのは厳しい。
    勤務地変えて復職させてもし、すぐ再発してしまった場合の原因究明が難しく
    なるから。」
私「元部署の職場環境に原因があると思われる場合はどうしたら良いんですか?」
F井さん「まず①ジョナサンさんの主治医がジャッジをして、
     ②産業医がジャッジをして、
     ③最終的に会社がジャッジをして、異動する必要があると認められた場合に
     違う部署での復職が可能となる」

N村さんがトイレから帰る。。。

現時点での体調では大きな判断は出来ないけど、
元の部署にはちょっと戻れそうにないことを伝えました。

その後帰京しました。
    
後日メンタル疾病からの復職について調べたのですが、
復職する際の部署は原則元の部署、というのは一般的みたいです。

仕事の内容も働いている人たちも知っているし、
部署を変えるというのは大きな環境の変化になり、
大きな環境の変化というのは大きなストレスだし、
それで復職してすぐ再発するのを会社側がおそれているからだそうです。

あと、部署異動するさいのステップも一緒で、
1.主治医がジャッジ
2.産業医がジャッジ
3.会社が最終的な決定を下す
というのが一般的な流れだそうです。

産業医面談についてのはこちらの記事に詳しく書いています。

www.johnathantbipolar.com
営業職から事務職に移してもらうのは簡単だったのですが、
勤務地の変更(大阪支店→東京本社)というのは中々簡単に
首を縦に振ってもらえませんでした。

 

というわけで、休職への手続きその③は「人事からのヒヤリングを受け、休暇療養中の会社側の規定の説明を受ける」です。

休職への手続きその④引き継ぎ書の作成。会社のモバイルPCや携帯を会社に送る


さて、職への最終手続きその④は、「引き継ぎ書の作成。会社のモバイルPCや携帯を会社に送る」です

休職して、もし元の会社に復帰する気が一ミリでもあるなら、引き継ぎ書の作成ちゃんとやっておきましょう。
ちゃんとやっておかないと、
・休職してる間仕事関係で気がかりなことが出来てしまう
・最悪会社から引継ぎ関係で休職中に問い合わせがくることもあり得る
・復職(異動を希望する際も)/復帰後の評価に関わる
からです。

休職したてで具合が滅茶苦茶悪いのもわかりますが、
これさえ乗り越えれば休職に入れると思って気合で作成しましょう。

どうしても体調の関係で引き継ぎ書が作れない/作るのに時間がかかってしまう場合は、
直属の上司(直属の上司が体調崩した原因の場合もありますよね)、または人事に連絡しましょう。
私も確か二日位かかって作り上げた気がします。

ちなみにK合君(休職/復職経験アリ)という友人は、いつ何があってもいいように常時引き継ぎ書を作っていると言っていました。笑

引き継ぎ書を作成したら直属の上司に送信しましょう。
そこまでやったら、会社から支給されているモバイルPCや携帯を宅急便で所属部署に発送しましょう。
パソコン開く際のパスワードとか、IDとかパスワード関係も送信した気がします。

ここまでやったら晴れて休職突入!!
自由の身です!!

<傷病手当を受給する際の注意点>

 
さて、診断書を会社に出して、休職される方は傷病手当の受給を検討される方も多いのではないのでしょうか?

傷病手当とは何か簡単に説明すると
・メンタル/フィジカル問わず病気で働けなくなった人が受給でき、
・給料の三分の二程度の額を、
・健康保険から、
・1年6カ月(合算とかではなく、ぶっ続けです)受給できる
制度です。

会社員のみ受給出来て、自営業の方は受給出来ません。

ただ、一つ注意点があります。
精神科医の先生もわざわざ教えてくれません。
同一病名で二回以上受給できないということです。
どういうことかというと、
一度メンタル疾病で傷病手当を受給し切ってしまったら、
もうメンタル疾病で受給できないということです。

ここの判断非常に難しいのですが、もし休職されて、
半年~9か月位で復帰できそうなのであれば、
恐らく受給しない方がいいということです。
(もちろんご本人の貯金額や、親族からの支援可能の有無などにもよりけりですが)

メンタル疾病の再発率凄いです。
うつ病は50%再発すると言われています。
双極性障害も投薬治療を怠ると90%以上再発すると言われています。
再発するごとに、症状も重くなっていくとも言われています。

私は一回目の休職時にラッキーなことに傷病手当受給せずに済みました。
最初の3か月は欠勤扱いになっていて、給料が出ていたのと、
本格的に休職扱いになってからも減額はされていましたが、
半年程度なんとか給料が出ていたためです。

二回目の休職時に、傷病手当をもらうことになるのですが、
正直あれがなかったらかなりやばかったです。
今ここにいなかったかもしれません。

多分どこの大手企業に行っても、休職期間がある期間すぎたら、
給料から傷病手当に切り替わると思います。

まあ何が言いたいのかというと、
上記の話を踏まえた上で、よく考えた上で傷病手当の申請をしてほしいということです。

ちなみに一回メンタル疾病で傷病手当をもらいきっても、
骨折とかだったらまた傷病手当もらえるらしいです。

給与の3分の2程度って、正直いって全然足りません。

傷病手当金について詳しくは、こちらの記事に書いてあります。

www.johnathantbipolar.com

 
少しでも出費が減るように、
自立支援医療の申請は早めにやっておきましょう

 

というわけで、休職への最終手続きその④は、「引き継ぎ書の作成。会社のモバイルPCや携帯を会社に送る」です。

 

休職するための4つの手続きを私の体験談織り交ぜて、

解説させて頂きました。

 

二回目の休職に入るために取った手続きは、こちらの記事に詳しく書いています。

www.johnathantbipolar.com

 合わせて参考にしてください。

 

この記事が少しでも誰かの参考になりますように。

 

それでは!