johnathanTのブログ〜双極性障害について〜

どうも!ジョナサンのブログです。精神疾患を患ってる方へのサポートが少しでも出来るようなブログを発信していこうと思います。

<復職後、部署異動や配置転換を希望している休職者向け!>産業医面談(復職面談)の全貌を徹底解説!

スポンサーリンク

お世話になります。ジョナサン(Twitter:@Johnathan_cbf)です。

  

今回は、休職中の方が復職する際に受ける、

産業医面談(復職面談)の全貌について書きたいと思います。

 

私は復職前、計四回受けているので、そこでのやり取りを通じて、

ポイントや思ったことについても書いていきたいと思います。

 

ちなみに私は、休職前は、

大阪支店の営業職についていて、

復職後は、

東京本社の営業事務職に調整してもらいました。

 

ちなみに、休職に入るまでのことはこの記事に詳しく書いています。

www.johnathantbipolar.com

 

この記事はこんな方におススメです。

  • 現在休職中でこれから産業医面談(復職面談)を控えている方
  • 現在休職中で復職後の配置転換や部署異動を希望している方
  • 人事の方
  • 産業医の方

産業医とは


産業医とは、会社が雇っている精神科医で、
・休職者が復職できる体調にあるのかどうかジャッジしたり
・配置転換する必要があるのか、またどのような部署に配置転換する必要があるのかジャッジしたり
・復職してからの社員の残業規制をかけたり
・復職してからの社員の悩みを聞いたり
・場合によっては退職勧告を社員に出したり
する人のことです。

会社によっては、一定時間の残業時間を超えると産業医と面談しなくてはならない会社もあります。(休職歴の無い社員でも)

復職する際(配置転換する場合も含む)は、
必ず産業医と会って、産業医からのOKが出ない限り、
復職できません。

 
産業医面談(復職面談)のポイント

 
さて、この産業医面談(復職面談)ですが、鬼門です。

まず産業医の復職基準はめちゃくちゃ厳しいです。
なんで産業医が雇われてるかというと、
休職者が復職した後にすぐ体調崩してまた休職に入るのを防ぐため
ということもあり、そういった事態が発生した際は復職許可を出した産業医の責任になります。
ありとあらゆる角度から質問を投げかけて、現在のコンディションを聞いてきます。

産業医面談(復職面談)は基本圧迫してきます。
圧迫してひるむような体調の社員は復職させません。
逆に、すっごい優しく接してきて、本当の体調を聞き出そうとする逆の意味でちょっと怖い産業医もいるらしいです。

産業医面談は、就職活動の時の面接だと思って臨んでください。
ちゃんと髪きって、髭剃って、スーツやワイシャツもアイロンかけて、ビシッとした格好でいきましょう。だらしない恰好で行ったり、いかにも休職してますみたいなオーラ醸し出していると、絶対復職させてもらえないし、産業医からの評価が下がるだけなのでこちらからの希望も通りにくくなると思います。
産業医は今まで何人も休職者を見てきてるので、結構採用担当並みに人を見抜いてきます。
多分この子はこういうタイプだから~~、って最後の面談の方言われたのですが、確かに当たってました。

病んだ直接の(明らかな)原因が、人間関係でない限り、なるべく人間関係のことは言わないでおいた方が無難です
もちろん、例えば直接上司からパワハラを受けて病んだ場合は、復職した後、上司から遠ざからない限り再発する可能性があります。そういった場合はしっかりと、人間関係やパワハラが原因であったことを産業医に説明するべきです。
しかし、どこの部署に異動しても人間関係は付き物です。直接の(明らかな)病んだ原因が人間関係でないのに、人間関係を持ち出すと、「ストレスに対して脆弱である」と判断される可能性が高いです。復職してからの評価にもつながると思います。
ですので、なるべく人間関係のことは産業医に言わないでおいた方が無難です。

最低限の自己分析は事前に済ませておきましょう
産業医と会う前に、
・入社してからの経緯
・体調をくずしたきっかけ、原因
・どういう回復経過をたどっているのか
・現在どのレベルの体調なのか
・今後体調を崩さないための対策
などは頭の中で整理しておきましょう。
あと、もし以前にもメンタルクリニックかかったことがあるようでしたら、
その時のことも整理しておきましょう。

覚悟しとくべきこと

産業医に会うということは、会社に行くということです。
(別の場所で会ってくれたりとかそこまでの配慮はしてくれません。)
会社に行くということは、知ってる人に会うかもしれないということです。
私は同期や後輩を目撃しましたし、もうその時は目を合わせませんでした。
まあそこも覚悟しといたほうが良いかもしれません。

私は4月の頭頃に初回の産業医面談をしました。
事前に(3月末)に人事に連絡をして、日程調整の方をお願いしました。
やり取りの上で、
「主治医の先生から、復職等について診断が出たり、
アドバイスがあったのでしょうか?」と聞かれ
「主治医から下記診断/アドバイスを頂いております。
・元の部署には戻らない方が良いこと。
・復帰先の部署については当面、
 実家から通える部署が望ましいこと。
 残業が少ない部署が望ましいこと。
・復帰の仕方等について産業医と相談してほしいこと。」
と答えました。

産業医面談の直前にまず人事と会って、
割と長めのヒヤリングがありました。
産業医面談は人事立ち合いの元行われます。

一回目の産業医面談(復職面談)

では、一回目の産業医面談(復職面談)から始めましょう。

一回目(4月頭)は産業医と会う前に人事からヒヤリングがありました。


三カ月ぶり(?)に会社用のスーツ着て、本社に向かいました。
本社に到着して人事(B場さんとしましょう。)に電話。
応接間じゃないけど、よく取引先の営業とかがきたり、会社の資材が取引先の営業とかと商談するエリアあるじゃないですか?仕切りとかで個別のブースが出来てる。
そこのフロアに来いと言われ、行きました。

もうね、早速後ろ姿見て明らかこいつ同期だろってやつが、いるんですよね、個別のブースに笑

そんな感じで、あんまり区切りとかで区切られてないとこ連れてかれて(周りから丸見え)、B場さんからのヒヤリングが始まります。周りから丸見えなのめっちゃ嫌だったんで、そこだけ頼むから配慮してくれよってなったの覚えてます。

今日ジョナサンさんが産業医と会うことは、M越本部長ふくめW部長やN村さんにも伝えてあることを告げられ、
・本社まで来るのは大丈夫だったか?
→まあ何とか大丈夫。

・毎日何しているのか?
→家事や読書をしている。

昼夜逆転とかでゲームとかしてないか?
→毎日規則正しい生活送ってるし、ゲームとかは特にしてない。

・薬はちゃんと飲んでいるか?
→飲んでいる(実際は飲んでいなかったので、嘘ついて本当すいませんでした)

・凄く痩せたことを指摘され、体重はどのくらい減ったか?
→減りだす前と比べると10kg減った。

・会社の誰かと連絡とったりしているか?
→同期のS木君(大阪支店に一緒に配属になった同期で、大阪いた頃はよく遊んでいた)とはたまに連絡とっている。T澤(大阪支店の3個上程の先輩)さんから一回連絡来たが、無視した。

・疲れやすくなったりしていないか?
→長距離移動はまだ正直疲れる。

・どこの先生のところで診てもらっているのか?
→SメンタルクリニックのS賀先生のところで診てもらっている。

心療内科の訪問頻度はどれくらいか?
→2週間に一回程度診察してもらってる。

逆流性食道炎の薬は飲んでいるのか?
漢方薬を飲んでいる。

・精神科の方での薬は何を飲んでいるのか?
→当時のお薬手帳に貼るお薬一覧を見せる。

・眠りづらいか?
→もともとは眠れても何回も目が覚めて、起きるたびに不安な気分になった。しかし今は目は覚めるけど不安な気分になったりはしない。あと、寝付きは良くなった。

・一人暮らしがうつを発症させたトリガーなのではなくて、体調を崩したときに一人暮らしだったから状態が悪くなったのではないか?
→(いや、それどっちでも同じことだろと思いながら)自分がそこまで馴染みのない土地での、一人暮らしがうつを発症させたトリガーの一つだと自分では思っている。

・一人暮らしっていう最初の関門はクリアしてるのではないのか?
→確かにそうだけど。。。。。

・主治医の意見は?
→夏頃からの復帰なら大丈夫ではないかと言われている。
 残業が少ない営業以外の職種で、実家から通える部署が望ましいとも言われている。

と上記の様に産業医と会う前から産業医面談の様なことを、
人事からヒヤリングされています。

人事からのヒヤリングを終え、産業医面談(復職面談)に臨むことになるのですが、
まず毎回時間通りには始まりませんでしたね。
産業医(メンタルの方)は毎日本社にいるわけではなく、一カ月半に一回程度の頻度でしかいないんですよね。
そこでまとめて産業医面談希望者(関東近辺にいる休職者)と面談する感じで。
結構いろいろと根掘り葉掘り聞いてくるんで、必ず面談時間はオーバーしてましたね。

さて、順番で言うと私の前の休職者の人が部屋から出てきていざ、私の番。
産業医が座っています。
その前に私が座り横に人事のB場さんが座りました。

まず産業医の自己紹介から始まり、
産業医面談のスタート。
ちなみに産業医は全く笑っていません。
そして以下の問答が始まりました。

・入社してからの経緯を教えて欲しい。
→2012年4月から大阪勤務になり~っと、一回目の休職に至るまでの経緯の概要を伝える。

・夜の付き合いの頻度はどの程度だったのか?
→アベレージで週二回。夜の2~3時越すのもしばしば。社内の夜の付き合いが多い。社外の接待をした後に、部内での付き合いをすることも多かった。

・どういう症状が出たのか?(体調を崩し始めた10~12月)
→死にたくなったり、涙が止まらなくなったり、めまい、耳鳴り、頭痛。

・死にたくなって実際に行動に移したのか?
→そこまでは移していない。
 この質問されて、もし仮に自死未遂したとしても、絶対に行動に移したとは言わないでください。行動には移していないと答えてください。閑職に回される可能性が高くなるのと、場合によっては退職勧告出されます。

 どうしてかというと、そういう行為をした人を、まともな部署ならどこの部署も引き取りたがらないからです。

・休み始めてからどういう回復の経緯をたどっているか?
→休みだしてすぐに、死にたくなったり、涙止まらなくなったり、頭痛、耳鳴りは消えた。そこからは良くなったり悪くなったりしながら良くなっている。

・どういう仕事が自分に合っていると思うか?
→営業は夜の付き合いとワンセット。体力的にきつい。パフォーマンス発揮するにも事務職が合っていると思う。

・大学で何を勉強していたのか?
→法律。

・自分で志願して営業に行ったのか?
→就活してた時は海外志向が強かったため、自分から営業を志願した。

・まだ海外に出たいと思うか?
→もうそんなに行きたいとは思わない。

・一年半一人暮らししていたら、一人暮らしも慣れていたのではないか?
→・・・・・・・
 産業医曰く、一人暮らしや転勤が原因で体調崩す人は、もっと早いタイミング(1カ月以内)で体調を崩すとのこと。

・大阪で事務職とかなら出来るんじゃないの?
→実家から通える部署でなるべく復帰したい。

・なんで一年半経ってから体調崩すことになったと思うか?
→・・・・・・・

心療内科に通うのはこれが初めてだったか?
→初めて。

・夜の付き合いのどういうところがきつかったか?
→夜中家に帰ってきて、そのまま朝出社するのがきつかった。
 それは確かにきついなと言われました。

・元を10割だとすると体調崩した時はどれくらいか?
→0

・今はどれくらいか?
→4~5

・いつから休んでいるのか?
→1月の頭。

この様にして問答は終了。
とにかく仕事のことは棚上げにして、本来の自分に戻り、
それに合わせて職場環境の調整をしようと言われました。
また数回面談する必要がある旨を告げられ、
次回5月末に再度面談することになりました。

復職を許可できる体調の基準は、
日常生活が万全というのが前提で、
完全に良くなってもらいたいこと
毎日通勤ラッシュに耐えられる位にまでは回復していて欲しいこと
ということを伝えられました。

面談終了後、人事のB場さんとも話して、
良くなりきってないのに焦って復職しても、
またすぐダウンするだけだし、
結局更に長い期間の休みがまた必要になるだけ。
主治医が夏からだったら戻っても良いんじゃない?って言ってるんだったら、
とにかくそれに従いましょう。

ということで解散となりました。
帰路に会社の後輩に出くわしますが、気づかないふりをしました。笑

一回目の産業医面談めっちゃ疲れました。
東京駅、御茶ノ水駅、霞が関周辺、溜池山王駅などオフィス街に本社がある場合、高確率で知り合いにでくわすので、そこはやはり覚悟しておいてください。

一回体調崩すと中々「完全によくなる」という状態まで回復させるのは難しいと思います。焦るのは絶対に禁物ですが、「いける!」ってなったらどこかで嘘ついて「完全によくなった」と言わなきゃいけないのかなとは思います。じゃないと復職させてもらえないので。

一回目の産業医面談(復職面談)はここで終了です。

二回目の産業医面談(復職面談)

さて、二回目の産業医面談(復職面談)について書きます。(5月の末)

一回目(4月の頭)はなんか圧迫感感じたんですけど、
二回目以降は私の場合は割とあっさりしてたように思います。

あと産業医との距離感も縮まった感がありました。
産業医との相性が合ってたのかもしれません)

人事(前回のB場さん)/産業医/私のメンバーで、
以下のやり取りが行われました。

・現在の体調はどうか?
→悪くない。
 睡眠は早朝に一回目が覚める程度。
 前回面談時は深夜にも目を覚ましていた。
 元気だったころを10割とすると、
 現在は6割5分程度。
 ちょっと疲れやすい。
 4月末に痔の手術実施。失敗してしまったため、まだ痛い。
 痔さえ問題なくなれば、恐らく出勤可能。

・日々どう過ごしているか?
→午前中は家事やってる。
 午後図書館で新聞読んだり本読んでる。
 余裕がある日はプールで泳いでる。

・余裕がある日ってどういう時?
→・・・・・・
 あんま疲れてないとき。

・家事やってるって言ってるけど、結婚しているのか?
→独身。

・残りの3割5分は何?痔も入っているの?
→疲れやすさと痔の痛み。

・睡眠時間はどの程度か?
→8時間程度

・そのうち眠れてる時間は何時間?
→7時間程度

・起きた時の気分はどうか?
→大丈夫。

・痔はどんな感じなのか?
→(B場さんが女性だったため、一時的に席をはずしてもらう)
 ジオン硬化手術といういぼ痔の痔核を小さくする手術を受けた。
 そしたら、逆にそこがパンパンに腫れて(稀にそういう人がいる)、
 排便時に便がこすれて、そこが切れ痔になってて痛い。
 パンパンに腫れたところは次第に小さくなってきてるけどまだ痛い。

・大阪いた時、一人暮らしがきつかった理由は家事?
→・・・・・・・・
 現在通ってるメンタルクリニックの主治医と相性が良くて、
 先生を変えたくないため、やはり東京に移してほしい。

・飲んでる薬はどう?
→前回面談時と変わらず。(本当にすいません、飲んでなかったんですけどね)

・主治医の意見は?
→ぼちぼち戻って良い。
 実家から通える方向で調整してもらいたい。

・夜の付き合い以外で何か苦手なことはあるか?
→多分ない。

・やってみたい仕事はあるか?
→休職させてもらってる身なので、そういうの正直主張しづらい。

・そういうのは気にしなくて良いから、何か無い?
→一応英語が出来るので、そういう方向での貢献は出来る。

・英語ができるって留学かなんかしてたの?
シドニーに9年半住んでました。

・あ、本当に。(明らかにここで心証があがってました)
 TOEICのスコアとかどんくらいなの?
→900点位です。

・もちろん話せるの?
→一応話せます。

・そうかそうか・・・・(先生は何かを考えています)
 もしかしたら、前の部署でうまくいかなかった理由と、
 君が海外で育ってることが関係してるかもしれないね。
 一般職業適性検査(厚生労働省編)と内田クレペリン検査を、
 今の主治医の所で受けられるか確認してもらえるかな?
→わかりました。

・とりあえず今日の面談内容を主治医に報告してください。
 今のクリニックで受けれなかったら産業医紹介のクリニッ
 クで受検という流れで。
 結果がでるのに2~3週間と時間がかかるから。
→わかりました。

以上のやり取りの上で、
・体力作り
・生活リズムを整える
・図書館行って本を読む
ことを継続してほしいと伝えられました。

体調と適性検査と内田クレペリン検査の結果を踏まえた上で、
最短で8月から復帰になるかもしれないことも伝えられました。

復帰の失敗例を聞いたところ、
・焦って早く復帰するパターン 
・先生の許可抜きに薬減らすパターン
がほとんどだと言ってました。

以上で二回目の産業医面談が終わりました。

これ、営業やってた時も営業事務やってた時も、
産業医面談の時も感じたんですけど、
どんなに無能でも英語が出来れば一定の評価を日系企業では保てますね。
帰国子女ってワードに本当に日本人は弱いというかなんというか。

あと、体調を崩した明確な理由が元の職場にあれば、
配置転換自体は結構簡単にしてもらえるんですけど、
勤務地の変更だけは一筋縄ではいきません。
例えば私の場合、大阪支店から東京本社への異動 の様に。

英語でも簿記でも会計でも何でもよいと思いますが、
人より長けてる能力があったら産業医にアピールしておきましょう。
産業医がじゃあこういう部署とか良いんじゃない?
みたいな感じで人事に勧めてくれるかもしれません。
私の場合はしてもらえました。
(最終的に判断するのは会社なんで、通るかどうかはわかりませんが)

まあアピールの仕方も、
○○が出来るんで~~の部署に行きたいとかじゃなくて
○○が出来るんで、そういった会社への貢献ができる
みたいなほうが良いと思います。

あと、結構日常生活どう送ってるのか詳しく聞かれますね。
昼夜逆転して、ゲームとかやってたら、多分ダメだと思います。
あくまで夜寝て、朝起きてってのが出来るのが大前提で。
それが出来ないんだったら(一日中寝てる、朝起きれない、昼寝しないと持たない等)、
まだ産業医に会うタイミングじゃないんだと思います。

二回目の産業医面談はここで終了です。

 

一般職業適性検査(厚生労働省編)と内田クレペリン検査については、この記事で詳しく書いています。

www.johnathantbipolar.com

三回目の産業医面談(復職面談)

三回目(7月頭)の産業医面談(復職面談)について書きます。

一回目、二回目同様、人事(B場さん)/私/産業医の三人で面談です。

一般職業適性検査(厚生労働省編)・内田クレペリン検査の結果を見ながら、
産業医「これは非常に能力が高い人の特徴を表しているよ。君は大学時代、法学部だったんだっけ?君司法試験受かってるよこれ。頭が良いんだねえ」

私「はあ、、、、(いや俺頭悪いんだけどな)」

検査結果がおおむね下記であることの説明を受けます。
・頭を使う能力が素晴らしく良いこと
・言語を使って理解し、考え、出力することが得意なこと
・順番に、素早く多くの課題が処理できること
・平均と比較して非常に高い水準であること

内心、ほんまかいなって思いながら聞いてましたが、
ちょっと嬉しかったですよね。


・問題がない状況での感情の動きの少なさと、
ミスをしたときの動揺の大きさ、
また検査後、どう感じたかという質問に対して、
「これは誤謬率を見るものですか?」と質問する様子などから、
自身の感情を細やかに感じ取り、
それに応じて行動するということがやや不得手である様子がうかがえた。

クレペリンでのミス時の動揺、
間違いを気にするコメントなどから、
「間違ってはいけない」と意識しすぎる傾向があり、
過負荷時は強いストレスとなっていたのかも。

等割と細かく検査結果の分析にフィードバックされていました。

その後、いつもの様に体調のヒヤリングが行われます。

・休職中の過ごし方は?
→午前中家事やって、午後図書館で本読んでいる。
 週2~3程度プールで泳いでいる。

・現在の症状/体調は?
→前回面談時とそんなに変わっていない。
 6割5分~7割程度の回復具合。
 痔の状況はあまりよくなっていないが、
 医者が言うには出勤可能なレベル。
 睡眠は日によるが、早朝に一回目を覚ます程度。

・現在飲んでる薬は?
→前回と変わっていない。
(飲んでませんでした。ほんとうにすいません。)

・主治医の意見は?
→試し勤務(試し出勤)は徐々にやってみても良いと思う。
 試し勤務(試し出勤)させてみないとわからない。
 時期は復帰部署が暇なときが良い。
 実家から通える方が、色々と負担も減ると思う。

・どうして、大阪支店では復帰したくないの?
→(内心しつけーな、何回目だよその質問 と思いつつ)
 何かあった時に、体調を崩して、会社にご迷惑をおかけしたくない。
 家族のサポートがある実家から通わせてほしい。
 ちょっと具合が悪くなった時に、一人暮らしだと、
 狭い世界に入ってしまってどんどん負のループにはまってしまう。
 (この発言で産業医からの納得を何とか得られました)

復帰先の部署の話になり、
人事と産業医の意見が割れました。

産業医「法務関係とかベストだと思うよ、この子は。知財関係とかも良いと思う。」

人事「いやー、、、、一応会社の方では、営業の受発注のサポートのリーダーとかやってもらいたいなと思ってる」

産業医「それはどんな仕事なの?」

人事「ユーザーからの注文を、製造に出荷依頼かける仕事」

産業医「いや、そういう単調な仕事絶対この子の能力じゃ、ストレスになるよ。こういうタイプは復帰してからいきなり頭使わせた方が良いんだって。もったいないよ、そういう仕事に就かせるのは」

私「私も法務関係の仕事だったらやってみたいです。勉強も人よりは出来ると思うんで、仕事こなせると思います」

人事「いや、それはわかるんだけど、、、、ちょっとコミュニケーション取るのが苦手なところもあるみたいだし、、、」

産業医「いや、私にはわかるけど、この子職場で誰かとクラッシュ起こすタイプでは絶対ないよ。多分全員と話すことができないだけだと思う」

人事「いわゆるアメリカ人みたいに、これだけやったんだから給料これだけよこせ、って主張が強いタイプじゃないのはわかるんですが、、、、一度会社側で掛け合ってはみます。ただ、結果どこの部署に決まるかは会社判断になりますので、そこはお忘れなく」

会社の方で調整するので、ひと月程度欲しいと言われました。

8月頭に再度産業医面談をして、その際に結果発表となりました。

産業医からは、下記のことをしておいてくれと言われました。
・図書館で、毎日2~3時間過ごしてほしい
・通勤練習を段々増やしていく感じで行って欲しいこと
・空いた時間に本を読むこと
・散歩を30分程度緩急つけて毎日すること
・ちょっとExcelとかをいじってみること

解散間際、産業医から「私が出来るのはここまでだから」と言われ、
能力の証明(テストや検査、コミュニケーション能力、英語力etc)さえできれば、
会社の味方であるはずの産業医も、休職者の強い味方になってくれるんだなと思いました。

また、繰り返しますが、復職するときの配置転換自体は、
元の部署に体調を崩した明確な理由があれば簡単です。
しかし、勤務地の変更は本当に容易ではないんだなと感じました。
勤務地の変更をしたい場合は、粘り強く、論理的に、何度も主張する必要があります。

散歩毎日30分程度して欲しいと産業医に言われましたが、
その程度の訓練じゃ全然足りないです(笑)
これ私が復職した経験踏まえての意見です。
ジムとか行くお金がかけられなければ、
ランニングとかでもいいと思います。

ある程度負荷かけた運動を30分~1時間程度週2,3回する必要があると思います。

以上で三回目の産業医面談(復職面談)は終わりました。


四回目の産業医面談(復職面談)


四回目の産業医面談(復職面談)(8月頭)といきましょうか!

一回目~三回目同様、人事(B場さん)/私/産業医の三人で面談です。

もうね、気が気じゃなかったですよ。
どこの部署に配置転換されるかわからなかったんで。


産業医は法務とか知財を復職先として押してくれてて、
会社としては、
受発注のリーダーを復職先として考えてたんですね。

法務とか知財だったら東京本社に異動できるんですけど、
受発注のリーダーって東京本社になるのか、
大阪支店に戻ってやるのか、
その時点ではわからなくて。

大阪支店に戻されるかもしれない可能性もあったんで、
正直心配でした。

ただ、最初人事(B場さん)と待ち合わせて、
「とりあえず復職先は、東京本社に異動する方向で考えてる」
って聞いた時ほっとしました。

三人で面談する前、
まずは人事(B場さん)と産業医で打ち合わせが10分程度ありました。
(私抜きですよ)
恐らく、最終的な会社の判断を産業医に伝えて、
その是非を聞いていたんだと思います。

それが終わり、三人での面談に入ります。
まずは復職先の決定連絡です。

人事「東京本社の工業テープを扱う営業部で、営業事務をしてもらいたい」
との説明後、
・営業部の規模が大きく、人員が不足していること
・単純な営業事務ではないこと
・海外関係の仕事は、メールとかではある程度あること
・営業事務のメンバーの人員構成
・非常に忙しい部署であり、やりがいのある部署であること
等の説明を受けました。

大阪支店いた頃の事業部と同じ事業部だったので、
知ってる人多かったのは安心でした。
ただ、同期の女の子(A井さん)がいるのは正直嫌でした。

産業医から、「こういう部署になるけど、何か不満とかはある?」と聞かれ、
私は「特に不満はないです(実際東京に移れるんで特に不満はなかった)」と答えました。

その後、いつもの産業医からのヒヤリングがあり、

・休職中の過ごし方は?
→午前中家事やって、午後図書館で本を読んでる。
 週2~3回プールで泳いでる。

・現在の症状、体調はどうか?
→日常生活送る分には問題ない。
 7~8割程度回復している。
 もう日中暇すぎる位だから、早く働きたいです。
 (復職したかったらここまで言わなきゃダメです)

・現在飲んでる薬は?
→前回と変わらず
(変わらず飲んでませんでした、本当に申し訳ございません)

・主治医の意見は?
→復帰時期は復帰部署が暇なときがよろしい。

以上のやり取りの後、
産業医試し出勤(仮復職)のOKを出してくれました。

一般的に、メンタル疾病が原因で休職した人を復職させるとき、
いきなり元の業務量からスタートさせません。
会社によっては通勤させるだけからスタートさせて、
徐々に業務量を増やして馴らしていきます。

私が元いた会社では、試し勤務(仮復職)と言って、
扱いは休職状態で1カ月勤務させてみて、
復職可能か判断していました。

試し勤務(仮復職)の説明を受け、
8月末からの仮復職になる予定であり、
・一週目⇒午前中だけの勤務
・二週目⇒15時までの勤務
・三週目⇒定時で勤務
・四週目⇒定時で勤務
した後、正式な復職判定をすることの説明を受けました。

他の会社とかと比べるとやや乱暴なスケジュールの、
復職のさせ方です。

実は休職中もずっと、
大阪にある借り上げ住宅の家賃や光熱費を払い続けていて、
まだ荷物も結構ある状態でした。

引っ越しの必要があったため、
引っ越しの費用負担やスケジュール等の話にもなりました。

産業医から何か気になることとか、伝えたいこととかあるか聞かれ、
(配慮してほしいことがあるのであれば、しっかりと伝えておきましょう)

・元の部署で、使い物にならなかった人扱いされそうなのが凄い嫌
→元の部署で君が頑張ってたことは皆知ってるから、そこは心配しなくていいと思うよ。(事前に、私の元の部署での評価も産業医に伝わっていたのだと思います)

・夜の付き合いは本当に苦手なので、そこに関しては確約が欲しい。
 仕事はきっちりやるんで。
→人事からわかりましたとの回答を受けます。

今後もリズム作りや体力作りを続けてほしい旨を告げられ、
主治医からの復職許可診断書をなるべく早く送ることになりました。

以上で四回目の産業医面談が終了しました。

産業医面談(復職面談)を通して、思ったこと


産業医面談(復職面談)全体終えて、思ったことは以下です。

・あくまで最終決定権もってるのは会社であること
 産業医は会社にアドバイスとかはできるけど、
 最終的にどういう処遇(復帰部署など)にするのかは
 会社なんだなって思いました。

産業医もしくは会社と主治医が、直接連絡のやり取りすることはない
 産業医or会社が休職者の主治医と連絡とりたい場合、
 休職者介さなければやり取りできないことが、
 産業医面談通じてわかりました。
 医者の守秘義務の関係からかな?

 ちなみになんですけど、K合君(休職・復職経験アリ)という友人がいます。
 彼が復職しようとした時は、(営業から事務職への配置転換を望んでいた)
 本当に体調崩した原因が営業職にあったからかどうか確かめるため、
 人事同伴でK合君の主治医と面談したとのこと。

 この話聞いても思ったんですけど、
 やっぱり主治医と会社or産業医って直接やり取りできないんですね。

・配慮してほしいこと/苦手なことはしっかりと伝えておくこと
 例えば私の場合仕事は営業事務なんだけど、
 所属は営業部になるわけじゃないですか?
 夜の付き合いとかそれなりにあるわけじゃないですか?
 もう無理矢理食べさせられたり飲まされたりとかは、
 絶対嫌だったんでそこははっきり主張しました。
 まあベースは休職者らしく下手に出つつ、
 「こういうのはまじで無理」ってことに関しては、
 しっかりと伝えておくべきです。
 結果的にちゃんと夜の付き合いとかに関しては配慮される様になりました。

・上記に書いてますが、もう日中暇すぎる位だから早く働きたいです。
 位の事を言わないと産業医が首を縦に振ってくれません
 結局自分から主体的に、「働きたいです」アピールをしない限り、産業医は許可を
 出してくれないんだなと感じました。なーなーな感じで「そろそろ戻れそうです」
 みたいな言い方だといつまでたっても許可を出してくれないと思います。

こんな感じです!

この記事が誰かの参考になることを祈っています!

それでは!